週刊STに過去に掲載された「Newsmakers」です。著名人の発言に日本語訳を付けて紹介しています。
ジュリア・ギラード豪首相が国会で野党、保守連合のトニー・アボット党首(54)のことを "misogynist"(女性嫌い)と呼んで15分に渡って強く批判して話題を集めてから2週間後の23日、そのアボット氏がテレビでした発言が、さらなる波紋を呼んでいる。与党の第2子以降の出産手当削減策を批判して — 。
"I think if the government was a bit more experienced in this area, they wouldn't come out with glib lines like that."
(政府がこの分野についてもう少し経験があれば、ああいう軽率なことは言わないはずだ)
アボット氏のこの発言は、女性首相のギラード氏に子供がいないことを暗に示唆しているとも受け取れると、再び批判が高まった。アボット氏はその後ラジオで、個人攻撃ではないと釈明して — 。
"If she (Gillard) wants to take offense of course I'm sorry about that. And if she would like me to say sorry, I'm sorry."
(ギラード首相が気分を害するというならもちろん申し訳なく思う。そして、私が「申し訳ない」と言うことを首相がお望みなら、申し訳ありませんと申し上げよう)
"Mate, I think a lot of people are very ready to read far too much into entirely innocent comments. This was as innocent as a comment can be."
(いやあ、全く悪意のない発言を深読みしたがっている人が大勢いるんだと思うね。これは悪意ゼロの発言だったんだが)