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人生を変える! 留学特集2017



ユニークな視点から学生に寄り添うグローバル教育を展開

北星学園大学の派遣留学制度

北星学園大学の留学・英語プログラムについて話すグレイ教授

 1962年に札幌に開学した北星学園大学は、現在3学部8学科から構成され、3研究科4専攻の大学院と2学科の短期大学部を合わせて計4,300名の学生を擁する北の一大学舎だ。開学以来、人間性を重んじながら国際社会に寄与する学生の育成に尽力してきた同校独自の取り組みについて、国際教育センター長のピーター・グレイ教授にお話を伺った。

――貴校の派遣留学制度をご紹介ください。

 本学の派遣留学制度は、世界9ヵ国にある16の協定校に交換留学の形で学生を1学期間、または1年間派遣するものです。留学開始時期は春と秋の年2回あり、一定基準以上の成績と語学要件を満たす、本学の在学期間が2年以上の全ての学部学生・研究科生に応募資格があります。留学期間は在学期間に含まれるため、綿密な履修計画を立てれば4年間で卒業することも可能です。

――この制度で留学するメリットはなんでしょう。

 3つの点が挙げられます。まず交換留学協定により学費が相殺・免除され、さらに協定校によっては留学先の寮費免除、あるいは奨学金の支給という、資金的メリットがあります。次に学びに関連して、英国のセントラル・ランカシャー大学では所定の単位要件を満たすことで、学士の学位を取得することができます。さらに、米国、カナダ、英国、スペイン、スイス、中国、韓国、台湾およびインドネシアの大学と提携しているため、幅広い留学先の選択肢を提供しています。

 また、われわれスタッフも協定校スタッフとの人的なつながりを大切にすることで、本学からの派遣留学生だけではなく、協定校からの受け入れ留学生をお互いに手厚くサポートできる関係づくりを心掛けています。

――留学を経験した学生たちの反応はいかがですか。

 制度発足から今日に至るまで、およそ700名の学生を交換留学生として輩出してきました。

 留学してみて実感する理想と現実、言葉の壁、異文化といった、自分で解決するしか方法のない困難を乗り越えることで、自分に対する自信を身に付けたという頼もしいコメントをよく耳にします。

 実際、留学経験者は社会人になってからも国内外のさまざまな分野で活躍しています。そして、生涯の友と呼べる友人と出会ったという声も多く聞きます。これもまた留学の醍醐味と言えるでしょう。

――留学に必要な「使える」英語力を身に付けるために、貴校はどのようなサポートをされていますか。

 まず、国際交流関係科目を中心に、英語で授業が行なわれる科目を多く開講しています。学生はこうした科目を選択することで受け入れ留学生と一緒に勉強することができます。また英文学科の英語による授業も充実していて、1、2年生時はネイティブスピーカーによる授業を最低週3、4回は受けられます。さらに教室外でも国際ラウンジを中心としたさまざまな場で、英語だけではなくその他の外国語を使って会話するなどの機会を数多く提供しています。

――留学生との交流を深める「場」の提供について、さらに詳しくお聞かせください。

 本校はさまざまな価値観を受け入れ、排除しないというスタンスを大事にしています。学生たちの異文化理解と交流を促進する国際ラウンジでは、国際ラウンジ学生チームを組織して学生目線でイベントを企画しています。また、「外国語遊び場(留学生の母国語による「遊び」を通じた交流)」、「アンバサダープログラム(留学生が自国の生活習慣や食文化などを紹介)」、また、本学の留学生たちがセンター棟内カフェで店員になって母国語で接客する「インターナショナルカフェ」を実施するなど、多言語・多文化プログラムを展開しています。

――今後貴校は、どのような人材を輩出していく意向ですか。

 本学では、海外協定校との授業交流や教員同士の交流など教育の国際化を進展していくとともに、本学の学生、留学生が高校生と英語キャンプを行ないながら多様な価値観を相互に学び合えるプログラムなどを提供していきたいと思います。

 このような教育活動を通じ、語学だけではなく、国際感覚と異文化に柔軟で幅広い考えを持った学生を育てていきたいと考えています。



留学経験者の声を聞いてみよう

北星学園大学文学部英文学科 2016年度卒業 桃井香菜子さん

"英語でビジネスを学び、世界の動きを肌で感じました"

 イギリスに短期留学をしたことがあったので、大学ではもう一度イギリスに長期で留学したいと考えていました。留学するからには何か英語力以外で、目に見える付加価値をつけたいと思っていました。

 そこで北星の提携大学であるセントラル・ランカシャー大学は、ビジネスコースの学位も取得できるダブル・ディグリー制度があったため、この大学に留学しようと決めていました。イギリスの大学に留学するには、TOEFLだけでなく、IELTSという英語能力判定テストで基準点以上を取る必要があります。テスト対策はネイティブスピーカーの先生に指導をお願いし、ライティングスキルなどを高めました。

 留学先のクラスではさまざまな国の学生と共に学びました。自国の経済や文化についてディスカッションをしたことで、自分の考えを持つ大切さを知ると同時に、文化や慣習の違いを彼ら自身の言葉から直接学ぶことができて、とても刺激的でした。

ディグリー授与式の桃井さん

 授業での最初の目標は、先生に名前を呼んでもらうことでした。私の名前が覚えにくかったのか、授業ではなかなか先生に指名されなかったのですが、積極的に発言するように心掛けたところ、前期が終わる頃には授業中に何度も意見を求められるようになりました。クラスの仲間にもプレゼンテーション能力を認めてもらい、最終課題のグループ発表では、みんなから「Kanakoと組みたい」と言われるほどでした。

 留学の集大成は、当時話題になっていたEU離脱をテーマにした卒業論文の作成でした。イギリスが抱える問題を現地で体感し、日本との違いについて考えさせられました。こうした貴重な体験ができるのが留学の素晴らしさ。考えている人はぜひ挑戦してほしいと思います。




■ 問い合わせ先

北星学園大学
所在地〒004-8631 札幌市厚別区大谷地西2丁目3番1号
URLhttp://www.hokusei.ac.jp
電話番号011-891-2731(代表)
E-mailkoho@hokusei.ac.jp


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