「ST」は紙名を新たに「Alpha」として2018年6月29日より新創刊しました。 Alphaのウェブサイトはこちら
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B日本語から読んでもOK!「日英速音読」

「日英速音読トレーニング」:初心者は和訳→英文の順、上級者は英文→和訳の順で音読

「National/World」面を使ったトレーニングもお薦めです。まず、トップ記事の日本語訳を音読して時間を計ります。頭の中にイメージができたら、今度は英語を読んで時間を計る。初心者は大体1:2の時間がかかります。日本語30秒、英語は1分くらい。まだ英語回路が日本語の半分しかできていないということです。次は頑張って早く読む。これを5回やると、英語を読むスピードはどんどん縮まります。日本語はほとんど変わらない。もう情報処理回路が出来上がっているから。この比率が1:1で理解度がどっちも100%だったら、バイリンガル!これは一人でできるバイリンガル度のチェックテストなんですよ。

英語が苦手な人でも、日本語から読むからやりやすい。そして、進歩が見えるから元気が出る。こういう感動、分かる・できるという喜びを日々のトレーニングに入れていますか?これがあると学びのエネルギーがどんどん前に転がっていく。それで量が増えて力が付く…という形で楽しくなっていきます。楽しくなったらしめたものですね。

STは「話題の在庫」の宝庫

僕がSTをお勧めする最大の理由は、コミュニケーションの材料がたくさん載っていること。英語学習者は、単語や文法といった「英語の知識」を増やすことに気をとられがちです。でも、それよりも大事なのは、コミュニケーションの材料、すなわち「話題の在庫」を増やすことだと思います。

たくさんの英語表現を知っていても、「話題の在庫」がなければ中身のあるコミュニケーションはできません。人間の営みや世界の問題に意識を向けること。「笑い」のネタも探しましょう! 笑いは、コミュニケーションの潤滑油ですからね。

英語はコミュニケーションの手段。それなのに、一人で勉強している人が多い。英語よりも、もっと人に目を向けてほしいです。「これはあの人に使ってみよう」とか、人をイメージすることが大事。そして、たくさん使ってみて、たくさん間違えればいいんです。

最後に、僕のモットーを贈ります。Let's enjoy making mistakes. One mistake is one progress!

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