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『The Japan Times ST』オンライン版 | UPDATED: Wednesday, May 15, 2013 | 毎週水曜日更新!   
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生沢浩の体育会式英語塾
英語とダイエットは苦労しなければ成功しない
By Hiroshi Ikezawa / 生沢 浩
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英語の勉強とダイエットにはひとつの共通点があります。それは苦労をしなければ成功しないということです。英語を身につけたかったら、それなりの努力をしましょう。STオンラインでは「楽をしない」英語の勉強方法を提案します。ちょっとだけ背伸びして、英語の勉強をがんばってみませんか? Hiroshi Ikezawa / 生沢 浩
スパルタ式英語塾:何度でも同じ訓練を繰り返せ!スパルタ式英語塾:何度でも同じ訓練を繰り返せ!
「体育会式英語塾」はみなさんの英語の勉強の目的に合わせていろんな使い方ができます。僕が提案する勉強方法は後で述べますが、それにこだわらず、みなさんが自分に必要だと思われる方法で自由に活用してください。

 どの方法にも共通する課題があります。それは 丸暗記反復 です。みなさんには、毎月提供する英語のテキストを全て暗記してもらいます。そして、何度でも同じ訓練を繰り返してもらいます。これが「体育会式」と名乗る理由です。

 「体育会式英語塾」は月に1回更新されます。毎回、300〜400ワードからなる会話形式のテキストで勉強します。これを全て暗記するのがここでの基本的な勉強法です。ひと月めで最初のテキストを、2ヶ月目は最初と2回目のテキストを、そして、3ヶ月目には最初から3回目までのテキストを丸暗記します。はっきり断っておきますが、この作業には大きな労力が必要です。だからスパルタ式なのです。

 回を追うごとに暗記する量は増えていきます。ところが、第1回目のテキストはすでに何度も暗記していますから、頭の中にしっかりと叩き込まれているはずです。そうすれば、実際には一番新しいテキストを暗記すればいいということになります。しかも、暗記している量が多いほど、新しいものを暗記するのが楽になります。これこそが努力の賜物です。

丸暗記:少しでも多くの英単語を頭の中にストックしろ!丸暗記:少しでも多くの英単語を頭の中にストックしろ!
 なぜ丸暗記が必要なのでしょうか?それは、頭の中に入っていない英語は聞いても聞き取れないし、しゃべろうとしてもしゃべれないからです。カラオケに行っても知らない歌は歌えないのと同じことです。

 僕たちは英語のネイティブスピーカーではありませんから、知らない単語を耳にしても聞き取れるはずがありません。だから、少しでも多くの英単語を頭の中にストックしておく必要があるのです。丸暗記は英語のデータを頭の中にインプットする作業だと考えてください。暗記した英文は、実際に英会話をする場面で必ず役に立ちます。なぜなら、自分の言いたいことをどのように表現したらいいかという答が頭の中にあるからです。逆に、自分の頭の中にない言葉はどんなにひねくり回しても口から出てくることはありません。出てくるとしたらそれはただの悲鳴です。

 丸暗記と一口で言っても簡単ではありません。でも、毎日1文でもいいから暗記して、それを繰り返していくうちにいやでも頭に記憶されます。次の更新までは1ヶ月あります。時間をかけてじっくりと頭の中に叩き込みましょう。

 暗記をする際にはあまり文法は気にしなくてもいいでしょう。No problems.という言葉がありますが、なぜproblemsは複数形なのでしょうか。そんなことはいちいち考えなくてもいいのです。なぜなら、これはネイティブスピーカーでも説明ができないからです。「なぜなんだろう?」と悩む前に「そういうものなんだ」と納得して受け入れましょう。理屈抜きで覚えることがここではとても大切なのです。

自分にあった利用法で英語塾を活用しよう!自分にあった利用法で英語塾を活用しよう!
それでは、僕の提案する勉強方法を紹介します。繰り返しになりますが、この勉強法でなければならないということではありません。自分にあった利用法を見つけましょう。

英語の読解力を高めたい人 リスニング力を高めたい人
英会話を上達させたい人




@英語の読解力を高めたい人

 まず、課題の英語テキストを読みます。このときには決して辞書を使いません。辞書を使わずに、書かれている内容を大まかにつかむことを目標とします。最初はあまり正確に内容がつかめなくても気にしないで結構です。誰でも最初は初心者なのですから。

 テキストの下にはその回でマスターしたい英文の解説が掲載されていますが、この時点ではまだ読まないでください。辞書の助けも借りず、解説も読まないうちに、自分が理解したおおまかな内容を書き留めてみましょう。分からない部分はそのままでもいいです。

 今度はもう少しじっくりと読んでみます。このとき、意味の分からない単語やイディオムにマーカーなどで印をつけておくと効果的です。そうすると、自分がなぜ内容を把握できないのか、どこでつまずいているのかがはっきりと目で確認できるからです。辞書を手にするのはまだ先です。もう少し我慢しましょう。

 2度目に読んだ後に、自分で印をつけた意味の分からない単語やイディオムの内容を推測してみます。前後の文脈や持ち前の想像力をいかんなく発揮してください。この訓練をつんでおくと、いざ学校のテストやTOEICなどの資格試験で知らない単語に出くわしても、なんとなく内容をつかめるようになります。また、英語で書かれている本を読むときにも役に立ちます。本を読むときにいちいち辞書で単語を調べていたら、読書が苦痛でつまらないものになってしまいますからね。

 意味の分からない部分に印をつけたら、いよいよここで辞書の登場です。単語やイディオムの意味を調べましょう。また、解説文も参考にしてください。これで英文の意味がほぼ完全に理解できることになります。

 和訳を勉強したい人は、ここで文章を全て訳してみるのがいい勉強になります。最後は別ウィンドウで開く完全和訳で答え合わせをしましょう。

 仕上げはテキストの丸暗記です。単語やイディオムだけを取り出して覚えるよりは、文章をまるごと暗記してしまったほうがのちに応用がききます。ぜひ、文章で覚えるようにしてください。

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Aリスニング力を高めたい人

 英語テキストにはジャパンタイムズのネイティブスピーカーによる音声ファイルが貼付してあります。リスニングの勉強にはこれを利用します。

 まず、全文を通して聞いてみます。このときはテキストの英文は見ないようにしてください。次に、一文ずつ再生して、それを書き出してみましょう。これはディクテーションと呼ばれる手法で、通訳を養成する学校で実際に使われている訓練方法です。耳にした英語をそのまま書き出すという作業は、飛躍的にリスニング力を高める効果があります。  聞き取れない単語は飛ばして、聞き取れた(または聞き取れたと思う)単語だけを書き出します。聞き取れない部分は何度でも再生して、どんな単語なのかを考えます。聞き取って書いた部分を参考にして、前後の文脈から想像してみるのも有効な方法です。

 こうして全文のディクテーションが終わったら、ここで初めてテキストと解説を読みます。テキストを読むことはディクテーションの答え合わせになります。自分が聞き取れなかった単語や言い回しをここではっきりとさせましょう。

 次の作業はテキストの丸暗記です。そして、暗記ができたら今度は再びテキストを見ずに音声のみを聞いてみてください。最初の時には聞き取れなかった言葉が完全に聞き取れるようになっているはずです。これには二つの理由があります。ひとつは、これまでに知らなかったから聞き取れなかった言葉を覚えたこと。もうひとつは、知っていてもネイティブの発音で覚えていなかった言葉を正しい発音で聞き取れるようになったことです。ここまでできれば、リスニングの力は大きく伸びます。

 音声ファイルは携帯プレーヤーにダウンロードして通勤や通学の途中で聞くのもいいでしょう

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B英会話を上達させたい人

 体育会式英語塾は、実は英会話力を高めたい人にこそ最も適した勉強法だと言えます。まずは、英語のテキストを読み、そのあとに音声ファイルを聞いて実際の会話のイントネーションや発音、間の取り方をつかみます。

 そのあとに解説を読んで、テキストのなかのポイントを学習します。そして、ここでも丸暗記です。英語を勉強している人にとって英会話が難しいのは、何をどう言ったらよいのかがわらないというのが一番の理由です。ですから、実際の会話文をそのまま覚えて自分のものにしてしまいましょう。遠回りのようですが、実はこれが一番手っ取り早い会話勉強法なのです。

 音声ファイルには全文の会話のほか、会話をしている人のそれぞれのセリフだけを録音したものも用意してあります。テキストを暗記したら、どちらかの役になりきって、実際の会話をシミュレーションしてみましょう。もちろん、実際に声に出すことが大切です。会話の間は、実際の会話と同じ間隔をあけていますから、自分がどれくらいのスピードで話せばよいのかが分かるでしょう。

そして、仕上げは覚えた英文を実際に使ってみることです。これが最も大切なプロセスです。せっかく覚えたフレーズも使わなければ宝の持ち腐れ。英会話学校の先生でもよし、ネイティブスピーカーの友達でもよし、覚えた英語を使ってどんどん会話をしましょう。完璧な発音など目指す必要はありません。私たち日本人には、ネイティブと同じ発音は根本的に無理です。あきらめましょう。ネイティブほど英語を話してきた経験もないし、なによりも西洋人と日本人では骨格も違うからです。もちろん、正確な発音を心がけることは大切です。でも、そればかりを気にして話せなくなるのでは本末転倒。発音が通じなければ、紙に書いて見せればいいのです。身振り手振りで説明すればいいのです。それくらいの気持ちでやりましょう。

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