●英字新聞社ジャパンタイムズによる英語学習サイト。英語のニュース、よみもの、リスニングなどのコンテンツを無料で提供。無料見本紙はこちら
英語学習サイト ジャパンタイムズ 週刊STオンライン
『The Japan Times ST』オンライン版 | UPDATED: Wednesday, May 15, 2013 | 毎週水曜日更新!   
  • 英語のニュース
  • 英語とエンタメ
  • リスニング・発音
  • ことわざ・フレーズ
  • 英語とお仕事
  • キッズ英語
  • クイズ・パズル
  • 留学・海外生活
  • 英語のものがたり
  • 会話・文法
  • 週刊ST購読申し込み
     時事用語検索辞典BuzzWordsの詳しい使い方はこちら!
カスタム検索
 

ロング・グッドナイト

By Raymond Brown / レイモンド ブラウン

「The Long Goodnight」は連載ミステリー小説です。たまたまこのホテルに泊まることになった主人公が巻き込まれていくスリリングなストーリーをお楽しみください。日本語訳つき。

Vol. 8 : CHAPTER 8

Mrs. Pomfrey: I didn't always hate him. I used to be madly in love with him. The moment we reached for the same starving orphan, it was love at first sight.

Paul: Starving orphan?

Mrs. Pomfrey: Yes, dear, we were working in Africa with the aid organizations. So after we found each other, we couldn't possibly keep helping the orphans and we moved back. We opened this place. It was never successful, but we were happy. Along came Gerald, our baby. And then Neville. That's when everything began to fall apart.

Paul: What did Neville do?

Mrs. Pomfrey: He was a plumber.

Paul: No, I meant how did he make everything fall apart?

Mrs. Pomfrey: Oh, my husband fell in love with him one day when he was here fixing a tricky U-bend. And then they just ran away together. (angrily) They left me alone.

Paul: I shouldn't have brought it up. I'm sorry.

Mrs. Pomfrey: (still angry) If he hadn't left I wouldn't have had to play host to Mr. Vernon and his filthy games: making girls dress up as characters from those Disney films.

Paul: (laughing) That's so twisted. Oh, I'm sorry.

Mrs. Pomfrey: And that girl ...

Paul: (serious) The Arabian princess.

Mrs. Pomfrey: Yes, that was Jasmine. From "Aladdin."

Paul: Wait, people are coming.

Raymond Brown is a freelance writer from the U.K., currently living in downtown Tokyo, where he pursues his passion for bonsai.



ポンフリー夫人:初めから主人を憎んでいたわけじゃないのよ。昔はぞっこんだったわ。飢えた孤児に2人で同時に手を差し伸べたあのとき、一目ぼれしたの。

ポール:飢えた孤児?

ポンフリー夫人:そう。2人とも援助団体の仕事でアフリカにいてね。主人と出会ってからは孤児を助けるどころじゃなくなって、帰国してこの宿を始めたの。はやらない宿だけど幸せでしたよ。そのうち息子のジェラルドが生まれ、その後ネビルがやってきた。すべてめちゃくちゃになったのはそれからよ。

ポール:ネビルは何を?

ポンフリー夫人:配管工だったの。

ポール:じゃなくて、何をしてすべてをめちゃくちゃにしたんですか?

ポンフリー夫人:ある日、Uベンド管の難しい修理に来た彼に主人がほれちゃって、2人で手に手をとって逃げ出したの。(かっとして)私を置き去りにしたってわけ。

ポール:こんな話、しない方がよかったですね。すみません。

ポンフリー夫人:(怒りさめやらず)主人が出て行かなければ、私はバーノンさんの汚らわしいお遊びのもてなし役をする必要だってなかった。小さな女の子たちにディズニー映画のキャラクターの格好をさせるなんて。

ポール:(笑って)そりゃまた、かなりゆがんでるなあ。いや、失礼。

ポンフリー夫人:それであの女の子が…。

ポール:(真顔になって)アラビアのお姫様だ。

ポンフリー夫人:そう、『アラジン』のジャスミン姫よ。

ポール:待って。誰か来た。

英語のニュース |  英語とエンタメ |  リスニング・発音 |  ことわざ・フレーズ |  英語とお仕事 |  キッズ英語 |  クイズ・パズル
留学・海外就職 |  英語のものがたり |  会話・文法 |  執筆者リスト |  読者の声 |  広告掲載
お問い合わせ |  会社概要 |  プライバシーポリシー |  リンクポリシー |  著作権 |  サイトマップ