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隠れ家的英語教室

講師: 週刊ST編集部 高橋敏之 / Toshiyuki Takahashi

受講生: まこさん

最新の週刊ST掲載記事の中から1つを取り上げ、先生と生徒の対話形式で解説していきます。単なる内容解説だけでなく、英語力が伸びるお得な情報満載でお届けします。授業料は無料なので、今週のST片手に気軽に受講してください。毎週火曜更新。 週刊ST定期購読
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Vol. 11 : 9月12日号 "Sun and sewage equals progress"

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続けて、第9パラグラフ。ここでは、streams choked with garbage… という部分が難しかったと思います。stream は「小川、流れ」という意味で、ここでは汚い通りを「ゴミがいっぱいの川」に例えています。全体を要約すると「スラム街の誰もが近くにバイオ・トイレがあるわけではない。しばしば通りはゴミや使用済みコンドームや腐りかけの食べ物であふれた川のようになってしまう。こうした病気の川(汚い通りのこと)は、公共の水道(communal taps)へとつながる、ひび割れて腐敗した水道管(pipes)と平行しており、漏れ口(leaks)を通じて水にばい菌(Germs)が入り、子どもたちは病気になってしまうが、彼らの親には治療費を払う余裕がない」。ケニアの衛生状況の悪さについて書かれたパラグラフです。

さて、ここに出てきた nearby がQ1(3) の答えでした。「近く」ということです。また最後の cannot afford 〜にも注意。「〜を支払う(経済的)余裕がない」という意味です。ちなみにcannot afford to do 〜になると「〜する(経済的)余裕がない」となります。

I can't afford $950 a month in rent.(私には月950ドルもの家賃を支払う余裕はない)

We cannot afford to eat at such an expensive restaurant.(そんな高級なレストランで食事をする余裕はない)

続けて第10パラグラフ。ここでは That's where A comes in. という表現を覚えておきましょう。直訳すると「そこがAが入ってくる(come in)場所だ」ですが、これは「そこでAの出番だ」という意味の決まり文句です。本文でも、この形が使われていますね。「(ケニアの衛生状況が悪いという内容を受けて)そこで Kaltouma Tahir と彼女の水浄化プロジェクトの出番だ。52歳で6児の母の彼女は、隣家の子どもが汚い水を飲んで下痢をして死んでしまったのを見たのを覚えている」ということ。

第11パラグラフも続けて見ていきましょう。「その後間もなく、彼女はスイスの援助団体とともに、太陽の紫外線を利用して水を浄化するプロジェクトの設立に協力した。彼女は (Solar Water Disinfectionを略した)Sodis というその団体名にちなんで、Mama Sodis と呼ばれている」。紫外線を利用すれば、それほどコストもかからずに水を浄化できます。ケニアの衛生状況を改善するには、打ってつけの方法ですね。

: 先生、どうして helped start って start が原形になっているんですか?

よいところに気がつきましたね。これは help という動詞のひとつの特徴です。「〜することを助ける」は〈help + 動詞の原形〉。「Aが〜することを助ける」は〈help + A + 動詞の原形〉という具合に、後ろには動詞の原形が使われることがあります。

I helped clear the table.(私は食卓の片付けをするのを手伝った)

I helped her clear the table.(私は彼女が食卓の片付けをするのを手伝った)

このように動詞の原形が使われます。原形の代わりにto clear と〈to + 動詞の原形〉を使うこともあるので、覚えておきましょう。

続けて第12パラグラフ。要約すると「このプロジェクトが始まったところでは、水を媒介とした病気の患者が90%も減少した。子どもたちは(病気で)学校を休むこともなくなり、親たちも仕事を休まなくなった。(病気にならなくなったため)薬を買うはずだった貯金(Savings)は学校の本や食糧に使われた」ということ。最後の文の would have gone という〈would + have + 過去分詞〉の形は分かりましたか?

: 「仮定」の意味を表すときに、この形になるってやりましたね。

その通り。「(もし水浄化プロジェクトがなければ、病気になって)薬を買うことに消えてしまったであろう貯金」という「仮定」のニュアンスが入っているので、この形になっています。これに関しては、vol. 7 で詳しくやりました。見逃した方は BACKNUMBER をチェックしてください。

最後の2パラグラフは続けて見ていきましょう。「このケニアの水浄化プロジェクトはスタッフ3人で始まったが、(スタッフの数が)24人まで増えた。キベラ地区の6万5,000世帯(households)と15の学校で利用されている」。「世界的には、この技術は約30ヵ国、200万人に利用されているが、この数字は、安全な水が必要な11億人のほんの一部(small fraction)に過ぎない」。この技術がもっと普及するといいですね。

Exercise解答
Q1 (1) purify (2) passers-by (3) nearby
Q2 (1) reduced (2) access (3) Biogas
Q3 I really want to thank you, Ms. Tahir, for starting the project. Now I'm very happy that I no longer have to watch children get sick and die because of the lack of safe drinking water. You really saved our lives! など

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