●英字新聞社ジャパンタイムズによる英語学習サイト。英語のニュース、よみもの、リスニングなどのコンテンツを無料で提供。無料見本紙はこちら
英語学習サイト ジャパンタイムズ 週刊STオンライン
『The Japan Times ST』オンライン版 | UPDATED: Wednesday, May 15, 2013 | 毎週水曜日更新!   
  • 英語のニュース
  • 英語とエンタメ
  • リスニング・発音
  • ことわざ・フレーズ
  • 英語とお仕事
  • キッズ英語
  • クイズ・パズル
  • 留学・海外生活
  • 英語のものがたり
  • 会話・文法
  • 週刊ST購読申し込み
     時事用語検索辞典BuzzWordsの詳しい使い方はこちら!
カスタム検索
 
STシネ倶楽部
岡山 徹 [翻訳家]
Factotum
酔いどれ詩人になるまえに

バップ+ロングライド 配給

英語難易度 ★★☆☆☆
(★★★★☆)


● チナスキーは、今日はタクシー会社に就職しようと説明会に出ていた。採用担当がチナスキーを呼ぶので行ってみると、即、不採用だという。酔っぱらい運転で逮捕された過去を伏せていたのがばれて、履歴詐称だったからだ。オフィスを出ていくとき、チナスキーは担当に言う。「タクシーを呼んでくれないか」と。いつもこの調子なのだ。安アパートに戻り、今日も酒を飲みながら、小説をノートにしたためるチナスキーのナレーションから。
Chinaski: As we live we all get caught and torn by various traps. Writing can trap you. Some writers tend to write what has pleased their readers in the past. They hear accolades and believe them. There is only one final judge of writing and that is the writer. When he is swayed by the critics, the editors, the publishers, the readers, then he's finished. And, of course, when he's swayed with his fame and his fortune, you can float him down the river with the turds. チナスキーのナレーション:人間をやってると、いろんなわなにはまり、ずたずたにされる。物を書くのも同じだ。作家の中には、前の作品で読者に受けたことを書こうとするやつもいる。あの称賛の声が忘れられず、また、そういう言葉を真に受けるからだ。物を書くとき、最終判断を下せるのはたった一人しかいない。それは作者だ。もしも批評家や編集者や出版社や読者に左右されるようになったら、おしまいだ。名声や財産に押し流されるようであれば、そんなやつはクソと一緒に川に流してしまえ。
(今度はピクルスの瓶詰め工場の面接に来ているチナスキー。頭の薄い社長が、やけにまじな顔つきで、けげんそうに質問する)

"週刊ST"8月10日号の映画欄では、この動画の部分のスクリプトを日本語の対訳付きで掲載しています。続きは紙面でご覧ください。


 D A T A
チャールズ・ブコウスキーの小説 『勝手に生きろ!』 原作の 『キッチン・ストーリー』 で一躍脚光を浴びたノルウェーのベント・ハーメル監督の作品。

STAFF
Director
Bent Hamer
Author
Charles Bukowski
CAST
Chinaski
Matt Dillon
Jan
Lili Taylor
Manny
Fisher Stevens 
Laura
Marisa Tomei 



英語難易度
最も難しい ★★★★★
★★★★☆
★★★☆☆
★★☆☆☆
★☆☆☆☆
最も簡単 ☆☆☆☆☆

言葉はシンプルだけど、案外、シンプルな言葉ほど奥行きがあって手ごわい場合があります。独特の毒のあるユーモアがとっつきにくく、いとおしい。




8月25日より銀座テアトルシネマほかにて全国順次ロードショー

最新のSTシネ倶楽部: 『ラッシュアワー3』

週刊STを定期購読する / 週刊STの販売場所を検索 / 週刊STを扱っている書店

 

英語のニュース |  英語とエンタメ |  リスニング・発音 |  ことわざ・フレーズ |  英語とお仕事 |  キッズ英語 |  クイズ・パズル
留学・海外就職 |  英語のものがたり |  会話・文法 |  執筆者リスト |  読者の声 |  広告掲載
お問い合わせ |  会社概要 |  プライバシーポリシー |  リンクポリシー |  著作権 |  サイトマップ