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『英会話ぷち表現』を使ったレッスンサンプル
New!
レッスンサンプル5 — 結末やいかに? — 小学校低学年編
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早いですねー。もう5月ですよ。街の緑がまぶしい季節です。
今回はちょっと欲張って三つのパートに分けてみました。
ご紹介するのは「心のひとこと集」「伝達ゲーム」「タンタンゲーム」です。
今回ご紹介する中で 今までと毛並みが違うのは「心のひとこと集」。
「わー」とか「おっとっと」は英語ではどう言うのでしょうか。
生徒たちの耳にはその響きが新鮮に聞こえることでしょう。
ジェスチャーも交えて 楽しく授業をすすめてみてください。
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心のひとこと集
■PART 1
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こんな時、英語でどう言うのかな? (英語を押すと発音、日本語を押すと絵が出てくるよ)
Wow!
(目と口を大きく開けて うれしそうに)
Ouch!
(体のどこかをおさえて イテテテテ・・・・)
Oops!
(驚いた表情 イメージは かの有名な
「ムンク」の「叫び」の絵をイメージして)
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やってみようまずは 先生がお手本を見せてあげてください。
@上記の( )内のヒントを参考にジェスチャーをする。
例)Oops!
→ 生徒全員:(大きな声で)
Oops!
A 先生:次のジェスチャー
例)Ouch!
→ 生徒全員:(大きな声で)
Ouch!
B 先生:(A君を指名して)次のジェスチャー
例)Wow!
→ A君:(大きな声で)
Wow!
C A君:(R子ちゃんを指名して)次のジェスチャー
例)Oops!
→ R子ちゃん:(大きな声で)
Oops!
このように次々と繰り返す。いつ 自分の番がくるかもしれないから
みんなワクワクドキドキ。分からなかったらパスもOK!その場合は周囲が
助け舟を出してあげましょう。
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伝達ゲーム
■PART 2
このゲームのいいところは、準備に時間がかからず、
すぐにできること。普段座っている席順のままで楽しめます。前から順番に言われた日本語の文章を伝えていきます。コソコソコソコソ---耳から耳へ。でもどこかで違う文章になってしまうのがこのゲームの面白いところ。最後列の生徒は伝わった文章を急いで先生に伝達し、同時に習った「心のひとこと集」を言って、ジェスチャーするのを忘れずにね。
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やり方
@一番前の席に座っている生徒たちがある文章を考えます 。
(このとき、紙に書いておきましょう)
( いつ どこで だれが なにを どうした)
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例文1
この前 お父さんが 家で 日曜大工をしているとき トンカチで手を打ってしまいました。
(OUCH!のジェスチャー)
例文2
この前の日曜日 近所の林に お兄ちゃんが きのこを取りに行くと へびに会いました。
(OOPS!のジェスチャー)
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A 先生:(かけ声)one,two, three, start!
B 伝言ゲームスタート! 1番目の席の生徒が 2番目の席の生徒に作った文章を伝える
C 2番目の席の生徒は3番目の生徒に、3番目の生徒は4番目の生徒に、次々と後ろの席の生徒に例文を伝えていく
D 一番後ろまで伝わったら、最後尾の生徒は急いで前に出る
E 先生は、早く終えた列から問いかけをはじめる
F 先生:What's up?
(ホワッツアップ?=何があったの?)と聞きます。
G 一番後ろの席の生徒:
(OUCH!) → (ジェスチャーで示し、伝わってきた文章を発表します。) 例:(OUCH!のジェスチャーを加えながら) → この前の日曜日 お兄さんが 家で お父さんの手伝いをしているとき トンカチで手を打ってしまいました。
H 一番前の席の生徒が正解を読み上げます。
→ この前 お父さんが 家で 日曜大工をしているとき トンカチで手を打ってしまいました。 (*太字の部分が間違え。微妙に違うのが分かりますか?)
最初に終えて例文に近い文章を伝えられた列はどこかな?
*一番前の席に座っている生徒は、今度は一番後ろの席に移動し、2番目席の生徒が一番前に座ります。そうすることによってみんなが例文を作る役に当たるようにします。
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◆タンタンゲーム
■PART 3
まず生徒一人を選んで廊下の外で待ってもらいます。教室に残った生徒たちはだれがその日の"リーダー"をするかを決めます。決めたらまずはみんなで輪になって座り、"タンタン"とリズムを合わせながら手をたたきます。タンタンとみんなから拍手で歓迎されながら教室に戻ったA子ちゃんは、ちょっと戸惑うでしょう。なぜなら
Happy
Angry
Sad
などさまざまなジェスチャーを皆が一斉にし、その指揮をしているのは確実にこの輪の中のだれかなのだから。
A子ちゃんは輪の中に入り、だれがリーダーかを当てます。
PART 2同様、特に道具が必要なく、簡単にできるのが特徴。生徒たちの演技力(ポーカーフェイス?)が試されると同時に習った表現を楽しみながらマスターできるゲームです。
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やり方
@ クラスの中から 一人選び(A子ちゃん)廊下にでてもらう
A 教室内で その日のリーダー(B君)を選ぶ
B みんなで リズムを合わせ(タンタンと)拍手をしながら A子ちゃんを迎える
C 両手を挙げて Happy のジェスチャーをするB君
みんなもB君と同じチェスチャーをする
D クラス全員(声を合わせて)「いっせーのーせっ」:
(A子ちゃんに)
Can you guess?(キャンユーゲス?当てられる?)
A子ちゃん:
Happy?
クラス全員:
Right! (No もありうる。チャンスは4回までなので そのまま続ける)
E A子が後ろを向いているすきにB男は次の動作をする (例:頭にツノをあてる)
みんなもB君同様、頭にツノをあてる
F クラス全員(声を合わせて)「いっせーのーせっ」:
(A子ちゃんに)
Can you guess?(キャンユーゲス?当てられる?)
G A子ちゃん:Angry?
クラス全員:Right!
H このまま4回ともA子ちゃんが当てたら A子ちゃんは最後にその日のリーダーを当てる。もし当たったら A子ちゃんは次のゲームで当てる人を選ぶことができる。
I B君のネタがきれてしまったらその時点でB君の負け。廊下に出て、次のゲームで当てる人になる。
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まとめ
****先生がたへ**** Part1 について
☆とにかく 大げさにジェスチャーを交えてやってください。 (ここが日本語と英語の違いの原点でもあります)
☆ジェスチャーと単語をリンクできるよう、何度も繰り返してください。
☆みんなが「特に喜んで覚えた単語」はどれ?
Wow! Oops! Ouch! の中で一番生徒さんが面白がった単語、覚えやすかった単語はどれでしたか?
Part2 について
☆スピードと瞬発力も試されるゲームです。
Part3 について
☆このゲーム名前の由来は、輪になって座ったみんなが"タンタン"とリズムを合わせながら手をたたくことからきています。 ☆「リーダー役」をそう簡単に当てさせないためには、笑ったりして
ヒントを与えないよう、気を付けなければなりません。協調性も試されるゲームです。
☆"Can you guess?" (キャンユーゲス?)が言えなかったら、「当てられる?」と日本語で言っても構いません。
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今回ご紹介した中で気に入ったゲームがあったら、生徒と一緒にゲームの名前も変えてくださいね。
名づけはみんなで考えると盛り上がり、ゲーム自体により愛着がわきます。
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☆ちょっと一言☆
先生:
What's up?(ホワッツアップ?)
(何があったの?)
特にPart1、Part2でいっぱい使う機会がある一言です。生徒の日常会話に出てくるぐらい、使ってみて下さい。
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時間配分(50分授業)
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パート |
時間 |
part1(心のひとこと集) |
8:00-8:10 |
part2(伝達ゲーム) |
8:10-8:20 |
part3(タンタンゲーム) |
8:20-8:50 |
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☆子供たちの反応はいかがでしたか?ご意見、ご感想お待ちしています。
e-mail:
shukanst@japantimes.co.jp
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