今回は、神奈川県横浜市にお住まいの真田美加さんに登場していただきます。美加さんは、3人のお子さん─ はるなちゃん(11歳)、みなみちゃん(8歳)、りょうま君(7歳)─ のお母さんです。ご一家は、英語圏の国に住んだことがあり、お子さんたちはいわゆる「帰国子女」です。
♣ 英語と子どもたち ♣
まず、「胎教」についてお聞きしたいのですが、英語の胎教についてどう思いますか。お子さんがお腹にいる時、何かやっていましたか。
そうですねぇ、興味はありましたが、特にしていませんでした。私自身、28歳からヴァイオリンを習い始めたほどクラシック音楽が好きなので、ずっとそういった音楽を聴いていました。母親が好きなことをすると、その(楽しい!)っていう気持ちがお腹の子にも伝わると思うので、結果的に良かったんじゃないかなぁと思います。
3人のお子さんと一緒に
なるほど。あくまで自然体にというわけですね。では、英語に関して、お子さんのために何かお家でやっていることはありますか。例えば、英語の絵本の読み聞かせなどをしていますか。
読み聞かせはしていないんですが、よく英語のCDを借りて流したりしています。うちは帰国子女なんで、なるべく覚えたことばを忘れてほしくないなぁと思って。
そうですか。では、お子さんを英会話学校に通わせたいと思いますか。
ええ。3人とも通わせていますよ。2年前に帰国してからなんですが。会話から入って、その後アルファベッドを学ばせるやり方が子どもたちには合っているようで、とっても楽しんでいるようです。
♣ 英語とわたし ♣
そうですか。では、真田さんご自身は、英語とどのように接してきたのでしょうか。
私は、普通に中学生からです。当時の英語の先生は、ご年配のおばあちゃんだったんですが、その先生が大好きだったので、英語も好きになりました。それから英語とは疎遠になっていたのですが、主人の仕事の関係で何度か英語圏で暮らすようになり、数年前から本格的に英会話を習い始めました。
♣ 理想の小学校英語教育とは ♣
なるほど。先生が好きになると、その科目にも興味が出てきますよね。私にも、そんな経験があります(笑)。では、最後にご自身が考える「理想の小学校での英語教育」とはどのようなものでしょうか。
そうですねぇ。やっぱり 耳から入る英語教育でしょうか。「やり方次第」だと思うんですよね。例えば、うちの子供が通っている横浜市立の小学校では、国際理解教室という名前で、色々な国の人たちが来ていました。ミャンマーから来ている先生は、ミャンマーの名産物や歌や国の紹介をして下さっていたりして、子どもたちが飽きないように凝らされていました。日本は島国ですから、なかなか色々な国の人たちと触れる機会がないので、そういう時間をもっと作ってほしいと思います。それから、これは英語教育に限ったことではなく、国語教育でも言えることかもしれませんが、なるべく「話す練習」をしたほうがいいんじゃないかと思います。恥ずかしがり屋の子どもたちが多いと思うので。子どもたちには、いろいろな経験をして「知っている」という自信をもっと持ってほしいです。あとは、そうですねぇ、学校は英語だけではなく、色々なことばを教える場であってほしいと思います。
あとがき
とにかく明るいお母さん。こんなお母さんがいたら、家中が太陽のように明るく照らされるだろうなぁという感じでした。そしてとても自然体。あまりガチガチに勉強させずに、帰国子女であったという経験を大切に、自然に英語に触れさせるようにしているのを感じました。写真は、「この夏、毎日プールへ通って真っ黒になりました!」という真田さんとお子さんたちです。この秋から、また日本を離れてフランスで暮らす真田さんご一家ですが、新天地でも、たくさんのお友達ができますように!
|