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『The Japan Times ST』オンライン版 | UPDATED: Wednesday, May 15, 2013 | 毎週水曜日更新!   
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隠れ家的英語教室

講師: 週刊ST編集部 高橋敏之 / Toshiyuki Takahashi

受講生: まこさん

最新の週刊ST掲載記事の中から1つを取り上げ、先生と生徒の対話形式で解説していきます。単なる内容解説だけでなく、英語力が伸びるお得な情報満載でお届けします。授業料は無料なので、今週のST片手に気軽に受講してください。毎週火曜更新。 週刊ST定期購読
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Vol. 8 : 8月22日号の"Cloned puppies expose 31-year-old mystery"

今週も週刊ST掲載の記事の解説を通して、英語力を伸ばしていきましょう。今回取り上げる記事は、8月22日号の"Cloned puppies expose 31-year-old mystery"(p. 7)です。まずは文章を読んで以下のExercise をやってみましょう。

Q1:本文中から以下の意味を持つ英単語を抜き出してみましょう。

(1) frequently seen or experienced: easy to recognize
(2) a similarity between two things or people
(3) a person who helps someone to do something bad

Q2:この文章で取り上げられている McKinney さんの「異常性」が垣間見えると思われる箇所を、本文中からいくつか抜き出してみましょう。

Q3:第10パラグラフの最後に「監禁されていた宣教師は逃げ出し、警察に通報した」とあります。このとき、彼は自分の身に起きたことをどのように警察に説明したと思いますか?宣教師になったつもりで、英語で言ってみましょう。

今週は、先日韓国の会社に依頼して、死んだ愛犬のクローンを誕生させた女性の話を取り上げます。

: このニュースは、先週号の週刊ST(8月15日号)でも取り上げられましたよね。

そうです。そのときは「世界初、ペット犬のクローンが誕生」というニュースでしたが、実はこの女性は過去に「ある別のこと」でニュースになった女性と同一人物であることが分かったのです。ちなみに、今回扱う文章は、いつもの倍の長さがありますが、頑張って読んでいきましょう。

では、まず第1パラグラフから。いきなり大事な文法項目が出てくるので、じっくりと解説しましょう。2行目の had five pups cloned に注目。have は単純な「持っている」という意味だけでなく、さまざまな用法があります。

: いろんな働きがありすぎて、覚えるのが大変です!

確かに have にはさまざまな働きがありますね。無理して一気に覚えようとせず、徐々に覚えていきましょう。今回はその中でも「〜してもらう」という意味を持つ have を扱います。

・have + A + 過去分詞:「Aを〜してもらう」

このような形で「誰かに〜してもらう」という「依頼」の意味を表します。例文で確認しましょう。

Mike had the roof repaired.(マイクは屋根を修理してもらった)

このように、〈have + A + 過去分詞〉で「Aを〜してもらう」という意味を表します。なぜ repaired と過去分詞が使われるのか分かりますか?屋根(roof)は「修理される」ものですね。このように「屋根=修理される」という受身の関係が成り立つので、過去分詞が使われます。さて、上の文を以下の例文と比較してみましょう。違いは分かりますか?

Mike repaired the roof.

: 今度は「マイクが自分で屋根を修理した」ってことですか?

その通り。違いをしっかりと押さえておきましょう。さて、ここまでが基本編。ここから先は、2つ補足情報を追加します。まず、一つ目。この文脈では、get を have の代わりに使うことができます。

I think you should get your jacket cleaned.(ジャケットを洗ってもらったほうがいいよ)

have を使っても get を使っても意味にそれほど違いはありませんが、get を使ったほうがやや口語的な表現になります。続けて二つ目。先ほど〈have + A + 過去分詞〉で「Aを〜してもらう」という「依頼」の意味を表すと説明しましたが、同じ形で「依頼」のほかにも、「Aを〜された」という「被害」の意味を表すこともあります。

Sue had her passport stolen at the airport.(スーは空港でパスポートを盗まれた)

このような「被害」の意味を表すこともあるので覚えておきましょう。では本文に入ります。長い文なので区切って見ていきましょう。

A woman「女性は(←どんな女性?)」、who made news around the world「世界中でニュースになった(女性)(←いつニュースになった?)」、when she had five pups cloned「5匹の子犬のクローンを作ってもらったときに(←何からクローンを作った?)」、from her beloved pitbull Booger「大好きだったピットブルのブーガーから」、looked「(その女性は)見えた(←どう見えた?)」、very familiar to some「何人かの人にはとても見覚えがあるように(←どんな人?)」、who saw her picture「(新聞などに載った)彼女の写真を見た人には」。

すなわち「死んだ愛犬複製」というニュースでメディアに載った彼女の写真を見て「あれ?この人見覚えがあるぞ」と思った人がいたということです。ちなみにここに出てきた familiar がQ1(1) frequently seen or experienced: easy to recognize の答えでした。この単語、family と似ていますね。family とは身近な存在のこと。その形容詞形ですから、「よく知っている」、「打ち解けている」などの意味を表します。では、本文に戻ります。次の文は「彼女は31年前に英国でモルモン教の宣教師を誘拐し、彼を手錠でベッドに縛りつけ、自らの性奴隷にした女と同一人物だ」という意味です。

:そんなに「激しい」過去があったんですか…。

この人はかなり異常な人だったようですね。ちなみに最後の文に出てきたbe accused of 〜は「〜の罪に問われる」「〜のことで責められる」ということ。「Aを〜のことで責める」という動詞をセットで覚えておきましょう。

Vocabulary Pocket

【「責める」系動詞のまとめ】
accuse A of 〜:「Aを〜のことで責める、訴える」
blame A for 〜:「Aを〜のことで責める」
charge A with 〜:「Aを〜のことで責める、訴える」
condemn A for 〜:「Aを〜のことで責める」

前置詞の違いに注意しましょう。続けて第2パラグラフ。要約すると「愛犬家 Bernann McKinney は1977年に監禁の罪に問われたJoyce McKinney であることを認めた。その後彼女は保釈中に姿を消した」ということ。

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