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今週も週刊ST掲載の記事の解説をしていきましょう。今回取り上げる記事は、11月7日号の"A peep at video parlors"(p. 7)です。まずは文章を読んで以下のExercise をやってみましょう。
Q1:本文中から以下の意味を持つ英単語を抜き出してみましょう。
(1) to change or be different
(2) to examine something very carefully
(3) not strict
Q2:本文の内容に関する以下の英文の空所に当てはまる語を入れましょう。(最初の1文字目のみ与えられています)
(1) Each private booth in video parlors has a chair which people can (u ) as a bed.
(2) Officials found that most video parlors (v ) safety regulations.
(3) Hotel Business Law is not (a ) to video parlors because they are not legally hotels.
Q3:家族や友人など、あなたの親しい人が「終電を逃したので今夜は個室ビデオ店で一夜を明かす」と言っているとしたら、あなたは彼[彼女]に何と言いますか?英語で言ってみましょう。
今回取り上げるのは、「個室ビデオ店」について解説された記事です。10月1日、大阪市浪速区の個室ビデオ店「試写室キャッツなんば店」が放火され、16人が亡くなるという事件が起きました。
: ひどい事件です!身勝手な犯人のせいで、何の罪もない人が16人も亡くなるなんて。
この事件で「個室ビデオ店」という存在が、広く人々に認知されるようになりましたが、具体的にどのような場所なのか詳しく知らない方も多いと思います。なぜここまで被害が拡大してしまったのかも含めて、この記事を通して勉強していきましょう。
では、第1パラグラフから。まず最初の Question。「個室ビデオ店(video parlors)とは、正確にはどのようなところですか」ということ。この先3パラグラフにわたって、この答えが続きます。
続けて第2パラグラフ。ここでは、文頭の Unlike に注目。「〜とは異なり、〜とは違って」という意味で、like とは反対の意味を表します。
Like her elder sister, Beth doesn't study very hard.(お姉さんと同様に、ベスはあまり勉強しない)
Unlike her elder sister, Beth studies very hard.(お姉さんとは違って、ベスはよく勉強する)
本文では Unlike normal video rental shops なので「普通のビデオレンタル店とは異なり」ということ。全体を要約すると「客がビデオを家に持ち帰る普通のビデオレンタル店とは異なり、個室ビデオ店には建物内で(on the premise)一人で(in individual privacy)ビデオを視聴するための、こじんまりして一人用の個室(cubicles)がある」ということ。
続けて第3パラグラフ。ここでは2行目の be based on 〜という表現を覚えておきましょう。「〜に基づいている」「〜を基にしている」という意味です。
The movie is based on a true story about a family in Portland, Oregon.(その映画はオレゴン州ポートランドに住むある一家の実話を基にしている)
この場合は、個室の使用料金(Cubicle charges)に関することなので、「(個室料金は)たいてい15分、30分、または1時間単位を基にしている」ということ。その先を要約すると「料金は(各店で)異なる(vary)が、大都市では1時間500円から1,000円である。たいていの個室ビデオ店では、アダルト作品が最大90%を占めている(constitute)」ということ。
ちなみに、アダルト作品の割合が基準より多ければ法律上「風俗店」扱いとなるので、風俗営業法の適用を受けてしまいます。そうなると、夜12時以降の営業ができないなど、数々の規制が生じてくるため、個室ビデオ店ではアダルトではない一般作品の割合も増やして、風俗営業法の適用を逃れるところが多いようです。
さて、ここに出てきた vary がQ1(1) の答えでした。「異なる」という意味です。この vary と似た単語を知りませんか?
:「バラエティー番組」の variety も vary と似ていますね。
そうですね。variety は「多様性」という意味で、vary の派生語(簡単にいうと「仲間」)です。例えば「民族の多様性」といったら、「異なる」民族がたくさんいることを意味しますね。よって variety も vary の仲間ということになります。ほかにも vary と意味的に関係した「仲間」たちを覚えておきましょう。以下にまとめます。
Vocabulary Pocket
【vary「異なる」の派生語】
variety:「多様性」
various:「さまざまな」
variable:「変わりやすい、不定の」
variation:「変化、変動」「違い」
このように関連する語をまとめて覚えてしまうのが、単語力を伸ばすひとつの方法です。また、5行目の up to 〜にも注意してください。
@ up to 〜:「最大で〜」
A (be) up to 〜:「〜次第」
B (be) up to 〜:「〜をたくらんでいる」
@は本文中で使われている形。Aのように be動詞の後で使われると「〜次第」と to の後ろにくるものに「決定権」があることを示します。またBも同じく be動詞の後に使われて「(何か良からぬことを)たくらんでいる」となります。
"What would you like to eat?" "Anything is fine with me. It's up to you." <A>(「何が食べたいですか」「何でもいいですよ。あなた次第です」)
Ted must be up to something. <B>(テッドは何かたくらんでいるに違いない)
以上をしっかり覚えておきましょう。
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