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生沢浩の体育会式英語塾

英語とダイエットは苦労しなければ成功しない

By Hiroshi Ikezawa / 生沢 浩

英語の勉強とダイエットにはひとつの共通点があります。それは苦労をしなければ成功しないということです。英語を身につけたかったら、それなりの努力をしましょう。STオンラインでは「楽をしない」英語の勉強方法を提案します。このサイトではひとつのコンテンツで読解力、リスニング力、会話力を同時に鍛えることができます。使い方はみなさん次第。使い方のヒントは「このページの使い方」を参照してください。さあ、ちょっとだけ背伸びして、英語の勉強をがんばってみませんか?
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 Hiroshi Ikezawa / 生沢 浩

Vol. 3 : バーベキューに行こう

 

(1) Wanna, Gonna

 今回のスクリプト(本文)の中には英語の口語表現がたくさんあります。今回の英語塾はこの口語表現を中心に解説します。

@のwannaやgonnaはそれぞれwant to、going toが省略された形です。私たち日本人、とくに英語の初心者は英話で会話する際にI want to do~やI am going to do ~の一つ一つの単語をはっきりと発音しがちです。ところが、ネイティブスピーカーの実際の会話の中ではこれらの言葉はとてもスピーディに話されます。会話の中ではwant toやgoing toよりも「〜」の中身のほうが重要なので、そちらをはっきりとしゃべろうとするからです。

結果的にwant toはまるで「ワナ」、going toは「ガナ」と発音しているように聞こえます。これをあえて書き言葉で表現したものがwannaでありgonnaなのです。皆さんが学校で使う教科書にはあまり出てこない言葉ですが、小説や時には新聞記事のコメントの中にはすでに使用されています。

皆さんも会話の中や友達どうしでのメールなどで使うには全く問題ありません。ただし、学校のテストや正式な文書などでの使用は避けたほうが無難です。

本文でアヤカが言っているWanna come?の文では冒頭にくるべきDo youが省略されています。これも会話ではよく使われる用法です。

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(2) Dunno

 この単語を思わず辞書で調べてしまった人も多いのでは?でも、辞書ではこの単語を探すのは困難です。これも@と同じく、口語で聞こえる言葉を書き言葉で表現したもので、don't knowの略です。don't knowは早く発音すると「ダナー」と聞こえます。これを表記するとdunnoとなるのです。dunno はwannaやgonnaに比べると文章語の中ではまだ市民権を得ていないようで、辞書でも紹介しているものは少ないでしょう。

 ちなみにdon't knowを日本人は「ドント・ノー」と発音しがちですが、本来は「ドウント・ノウ」が正しいので気をつけましょう。

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(3) Remember

 rememberは面白い使い方をする単語です。rememberのあとに名詞や名詞的に使われる語句がくると「〜を覚えている」という意味になります。本文の中ではrememberのあとにthat meeting last monthという名詞が続いているのでここでは「覚えている」という意味です。

 また、rememberのあとに「動詞+ing」がきたときには「〜したことを覚えている」の意味になります。ところが、後に続く言葉が〜ing形ではなく不定詞(to+動詞)の場合には意味が全く変わります。このときは「〜したことを覚えている」ではなく、「〜することを忘れないようにする」という意味になるのです。つまりrememberの後に続く言葉が〜ingだった場合には過去のこと、不定詞のときには未来のことを言い表しているのです。

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(4) re-do

 こちらも口語表現の一つ、というよりも造語と言ったほうがいいかもしれません。英単語の冒頭部につくreはagainの意味を持ちます。例えばgain(〜得る)の前にreをつけたregainは「〜を再び得る=取り戻す」という意味になります。

 そのため、従来ある動詞にreをつけて「ふたたび〜する」という意味の言葉を作ることができます。本文で使われているre-doはregainほど一般的に使用されている言葉ではないので、間に-(ハイフン)を入れて造語であることを表しています。

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(5) get it done, have everything set up for us

 英語の動詞には文法用語で「使役動詞」と呼ばれるものがあります。get、have、 make、 letなどがそうです。使役動詞については機会を改めて詳しく解説しますが、用法には二つあるということをここでは覚えておきましょう。

 ひとつは「誰かに〜をさせる」という用法、もうひとつは「何かが〜である状態を生み出す」という用法です。「誰か」や「何か」にあたる単語は動詞の直後にきて、「〜させる」や「〜である状態」を表す語句がその後に続きます。

 「誰かに〜をさせる」という用法では「動詞+人(誰か)+動詞原形」という形をとり、動詞ではhave、 make、 letが使われます。haveとmakeは「誰か」に半ば強制的に〜させるときに使い、letは〜してもいいと許可する意味で使われます。

 「何かが〜である状態を生み出す」という用法では「動詞+物+動詞過去分詞形」という形になります。この用法ではgetやhaveが最も使われます。本文のDとEがこれにあたります。Dはit(=やり直しを命じられた仕事)がdoneである状態、つまり終わっている状態を生み出すという意味です。日本語訳するならば「終わらせる」というのが適切でしょう。Eはeverything(=バーベキューに必要なすべてもの)がset upされている状態を生み出すということですから、「準備を全て整える」という意味になります。

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(6) make it

 ここでのmakeには「作る」という意味はありません。makeは口語ではしばしばcanといっしょに使われて「何かを可能にする」という意味で使われます。ここでは「it(=バーベキューに参加すること)を可能にする」という意味です。make itは「(ミーティングなどに)出席する」などの意味としてよく使われます。覚えておきましょう。

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