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新聞記者の素顔

By Yukiko Ohmura / 大村 由紀子

このセクションでは 「ジャパンタイムズの記者たち」と「彼らの書いた記事」を紹介します。記事を書いた時のエピソードや、オフィスで一緒に働いている同僚しか知らない素顔もご覧いただけます。

(この連載は2004年に掲載されたものです)

Vol. 7 : "THE SENPAI" Hiroshi (2004年5月10日掲載)

Writer's Biography
生沢 浩

1965年生まれ。89年の米国英語留学を経て、91年に上智大学法学部を卒業し、ジャパンタイムズに入社。現在は運動部主任。学生時代にアメリカンフットボールの選手だった経験を生かし、フットボール専門誌に寄稿する一方で、NHK衛星放送やCSテレビG+でNFLの試合解説も務める。訳書に『NFLに学べ フットボール強化書』(ベースボールマガジン社刊)、共著に『あの一言はすごかった スポーツ編』(中経出版刊)がある。

My Article

思い出の記事:「苦難を乗り越えた日本のジャンプチームが金メダルを獲得」
"Stress forges gold for Japan jumpers "

(1998年2月18日付ジャパンタイムズより)

Behind The Scene * 思い出の記事執筆時のエピソードを記者が語ります。

[ジャパンタイムズ・運動部記者]生沢浩談

実際の五輪大会期間は2週間だったけど、前後の滞在期間を入れて丸々1ヶ月長野に滞在しました。とにかく冬の長野はただでさえ寒いのに、山の中の取材となると寒さが半端じゃない。防寒具をそろえるだけでも一苦労で。しかもNFLのスーパーボウル取材から戻ってすぐ、もう次の日には長野にいました。駅の温度計を見て「うわっ、2度じゃん。寒いはずだ〜」って思ったのを覚えてます。

とにかく他社と違ってうちは大会中一人っきりでの取材だったんで、やることは毎日たんまりありましたね。大抵朝の5時に起きて、メディアセンターに6時ごろ着く。で、午前中はスキー関係の取材に行くから、そこから記者用のバスに揺られて2時間かけて白馬まで行きます。取材を終えて記事を2時ごろあげて、帰りのバスの中で寝てるうちに3時、4時ころに長野に戻ってくる。

で、そこからはスピードスケートの取材に行って、記事をあげたらちょうど8時、9時ってとこで、それからアイスホッケーの取材にまわる。試合が11時ごろ終わるから、その後記事を書いて資料センターに戻ってくる。そこでその日の資料を集めて終わったら、やっと食事にありつける。でも、ホテルに戻ったら次の日の資料を準備したりして結局朝の2時ごろ寝るんだけど、朝5時には起きてなきゃいけない。

ホテルもまた暗〜い狭〜い部屋で、机もなくて。「机がないと仕事にならん!」って頼んで机を持ってきてもらったら、なんとそれが昔懐かしの小学校とかで使ってるパイプ机(泣)。あと、たしか明かりも買ったんだよな・・・。まぁ、こんな生活が2週間続いたわけだ。けど、しばらくして「今日は暖かいな〜」って、ふと長野に着いたときに見た同じ駅の温度計を見たら0度で、「0度か〜!どうりで暖かいはずだ〜」なんて思ってる自分がいて(笑)。意外と慣れちゃうもんなんだよね。

このジャンプの取材も山の中で、しかも吹雪いているからメチャクチャ寒くて。メモとかも取れないからテレコに自分の声を吹きこんだりしたような気が・・・。でもね、やっぱりこんな体験はそうそうできることじゃないから、辛さとか寒さとか、そういうことをすべて含めて、かけがえのない1ヵ月だったと思う。そのおかげで、日本があの大会でとった5つの金メダル中、4つを生で取材することができたし。過密スケジュールの中、一人ですべてをこなす状況はたしかにしんどかったけど、今となっては、本当にすばらしい経験をさせてもらったって思います。

Inside Out * 記者の隠された一面をご紹介します!

さわやか系で通っている生沢さんだが、蓋を開ければ熱血体育会男だ。(「体育会系、とかじゃなくって、体育会!なんすよ、生沢さんは・・」と語ってくれた後輩(舎弟?)S君。)曲がったことが大っ嫌い〜♪そして、先輩面・・・いやいや、「先輩っぷり」を発揮するのが大〜好き♪な運動部主任・生沢浩の一面をちょっとだけ紹介します。

JTのイベント男とはオレッチのことよ!: 生沢さんといえば、企画、企画、そして企画。もちろん遊びの、だ。バーベキューから鍋パーティーまでなんでもござれ。しかも、生沢さん主催のイベントは、必ずと言っていいほど段取りがすべて完ぺきに練ってあって、非常に楽しい。しかも、イベントのホストとして、あっちこっち走り回って、みんなが楽しく過ごせるように一生懸命振舞ってくれるのだ。普段会社でふんぞり返っている(・・・ってのはちょっと大げさだが)姿の生沢さんからは想像できないような気遣いぶりを発揮する生沢さんこそJTのイベント男だ!

JTのヒロミ・ゴウとはオレッチのことよ!:飲みに行くとカラオケがすみかになってしまう生沢さん。そこで彼は、必ず郷ひろみに変身するのである。「2億4千万の瞳」は18番である。そしてもちろん「GOLDFINGER'99」もはずせない!そのかわり、マイクを独占したり、聞くことを強制したりは一切しないところが紳士な生沢さん。結婚式の披露宴で立っていられないほど酔っ払っていたのに、郷ひろみの歌だけはちゃんと歌った(・・・歌になってなかったらしいが・・)生沢さんこそJTのヒロミ・ゴウだ!

JTのKING OF NFLとはオレッチのことよ!:スーパーボウルの取材許可を血のにじむような努力で(本当に、大変なことです)勝ち取った生沢さん。運動部にはおろか、社内全体をみても彼のNFLラブに勝るNFLフリークは存在しない。日本全国で見ても、彼ほどNFLについて知識豊富な日本人はそうそういないであろう。そんな生沢さんから、NFLのシーズン中はNFL話をしょっちゅう聞かされる・・・いやいや、聞かせてもらっている従業員のみんなは、彼がアメリカにNFL取材に行った時、「今よりNFLトークに拍車がかかっちゃうんだろうなぁ・・・」と、土産話に恐怖心さえ抱いていたとか。(生沢さん帰国後、予想どおりの展開になったのだが、キングはとてもやさしく、お土産もたんまりもってきてくれました。)

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