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隠れ家的英語教室

講師: 週刊ST編集部 高橋敏之 / Toshiyuki Takahashi

受講生: まこさん

最新の週刊ST掲載記事の中から1つを取り上げ、先生と生徒の対話形式で解説していきます。単なる内容解説だけでなく、英語力が伸びるお得な情報満載でお届けします。授業料は無料なので、今週のST片手に気軽に受講してください。毎週火曜更新。 週刊ST定期購読
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Vol. 9 : 8月29日号の"英語で読む偉人伝(源義経)"

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続けて第4パラグラフ。1文目の persuaded に注目。persuade A to do 〜で「Aを説得して〜させる」という意味です。同じような意味を表す表現をまとめて覚えておきましょう。

Vocabulary Pocket

【「説得する」系動詞のまとめ】
persuade A to do 〜:「Aを説得して〜させる」
persuade A into 〜ing:「Aを説得して〜させる」
talk A into 〜ing:「Aを説得して〜させる」
persuade A not to do 〜:「Aを説得して〜をやめさせる」
persuade A out of 〜ing:「Aを説得して〜をやめさせる」
talk A out of 〜ing:「Aを説得して〜をやめさせる」

上の3つが「説得して〜させる」、下の3つが「説得して〜をやめさせる」ということです。特に into や out of など、前置詞を使ったパターンに注意。into を使うと「〜の中へ」→「〜させる」。逆に out of を使うと「〜の外へ」→「〜をやめさせる」となります。

We persuaded [talked] him into going.(私たちは彼を説得して行かせた)

We persuaded [talked] him out of going.(私たちは彼を説得して行くのを思いとどまらせた)

本文は「義経は静御前を説得して都に戻らせた。彼は静御前に逃亡者(fugitive)の生活をしてほしくないと言った。」

: 愛する人を守るためですね。男らしい!

そうかもしれないですね。続けて読んでいきましょう。「静御前は言われたとおりにしたが、すぐに頼朝の家来(men)に見つかってしまい、頼朝の前に連れて来られた」。最後の文の would not に注目。will もいろいろな働きがある言葉ですが、今回は以下の用法を覚えておきましょう。

will not 〜:「どうしても〜しようとしない」
would not 〜:「どうしても〜しようとしなかった」

Fred is so stubborn. He won't listen to anyone.(フレッドはとても強情だ。誰の意見にも耳を貸そうとしない)

このように will は否定文で使われて「〜しようとしない」という「拒否」の意味を表すことがあります。これが過去形になると would not [wouldn't] となります。本文ではこの形が使われていますね。「(静御前は捕らえられたが)義経がどこに逃げたのかどうしても言おうとしなかった」ということです。

続けて第5パラグラフ。1文目は「頼朝は彼女の美しさ(beauty)に魅了されて(was charmed)、静御前に自分のために踊るように命令した」。静御前は、今で言う芸者のような女性だったので、頼朝が踊ってみせてくれと命令したわけですね。

: 先生、she dance って形はおかしくないですか?どうして dance が原形なんですか?danced って過去形にするのが文法的に正しいと思うんですけど。

よいところに気がつきましたね。これは文法的に非常に大切なところです。以下のルールを覚えておきましょう。

隠れ家的英語教室 ここがポイント

「提案」や「要求」を表す動詞 + that の後は、
        <主語 + 動詞の原形>が使われる。

これだけではよく分かりませんね。じっくり説明していきましょう。まず「提案」や「要求」を表す動詞とは、具体的に以下のようなものです。

suggest「提案する」、propose「提案する」、demand「要求する」、order「命令する」、recommend「勧める」、advise「助言する」、ask「頼む」、plead「お願いする」・・・など

すべて誰かに何かを「提案」したり、「要求」したりする動詞ですね。こうした動詞に接続詞の that が続くと、その先は<主語 + 動詞の原形>の構造になります。

Ann looked very sick, so we suggested that she go home.(アンはとても体調が悪そうだったので、私たちは彼女に家に帰ってはどうかと提案した)

このように"go"という原形が使われます。本文でも ordered that の後なので、she dance という形になっています。では、ここから先は応用編。次の例を見てください。

The court has ordered that the website be shut down.

: 何ですか、この形は?複雑すぎて、脳みそぐるぐるですよぉ。

難しく考える必要はありません。shut down で「閉鎖する」ということ。この場合、主語は website「ウェブサイト」だから・・・

: ウェブサイトは「閉鎖される」ってことですか?

その通り。「閉鎖される」ってことは受身ですね。受身の形は<be動詞 + 過去分詞>。この場合は、ordered that の後なので、be動詞の原形の be が使われています。「裁判所はそのウェブサイトの閉鎖を命じた」という意味です。こういった構造はとにかく慣れるしかありません。慣れてくればすぐに理解できるようになりますよ。では、最後に1つ補足。特にイギリス英語では、原形の代わりに<should + 動詞の原形>が使われることがあります。覚えておきましょう。

They have suggested that Sue should move to their London office.(彼らはスーがロンドンのオフィスに移ることを提案した)

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