410年前に生まれた芸能の精神的な本拠地である歌舞伎座は、広範囲な修復工事に続く中断の後、4月2日に東京の銀座で再開場した。
華々しい開場を記念するこけら落としシリーズ公演の一部で、ベテランと若手の両方の俳優が、新しい劇場の最初の公演に出演する。
正式な開場を記念して、劇場の前で太鼓の儀式(「一番太鼓の儀」のこと)が行われた。その後、この出来事を記念する特別な舞を呼び物とする3部制興行が、政府から人間国宝に認定されている坂田藤十郎を始めとする数人の俳優によって披露された。この演技は、2000人の観客から歓声と拍手を受けた。
歌舞伎座は、2010年に修復工事のために閉場された後、5回目となる改装が行われた。1889年に最初に建設され、その後火災や第二次世界大戦中の損傷を含む多くの理由で建て替えが行われてきた。
新しい歌舞伎座は、英語への翻訳を含む改良された音響システムや改良された舞台設備とともに、障がい者のためのバリアフリーのアクセスやトイレなど来場者にやさしいサービスを特徴としている。