岩手県久慈市の少年が昨年5月に発見した化石が、約8500万年前(白亜紀後期)に生存していた肉食恐竜コエルロサウルスの足指の骨であることが確認されたと、3月29日、研究者が発表した。
この発見は稀だ。肉食恐竜に関連した化石は日本で10以上発見されているが、ほとんどは歯の化石だった。「このような良い状態で足指の骨が見つかるのは珍しい」と平山廉早稲田大学教授は話した。発見者は青森県の13歳の中学生佐々木貴杜君だ。「最初は小枝だと思いました」とその少年(佐々木貴杜君のこと)は話した。
佐々木君は、久慈琥珀博物館を家族で訪れていたときに、敷地内にある琥珀採掘場でその化石を発見した。