愛知県内だけで見られる食虫植物が新種であると確認された。4月6日、愛知教育大学の研究者が発表した。
赤紫色の花をつけるこの食虫植物は当初、ナガバノイシモチソウの変種だと思われていた。
しかし、愛知教育大学の渡辺幹男教授(植物分類学)が遺伝子レベルで解析を行い、この植物が異種であると断定した。
「この植物がどのようにして日本に渡ってきたのかを研究する予定だ」と渡辺教授は話した。
ナガバノイシモチソウは、環境省が絶滅危惧種として指定している。この植物はインドから日本に自生する。
現在3597種が、環境省の定める絶滅の恐れがある日本の野生生物のレッドリストに絶滅危惧種として掲載されている。しかし、それらを採取および捕獲、もしくは取引することについて、法的な規制はない。