イラクは前年に比べて2倍近くの人々を処刑し、一方でインドとパキスタンは処刑実行を何年もやめていたが再開したと、国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルが4月9日に発表した。
中国は今もなお、処刑を実行する国トップ5を率い、その後にはイラン、イラク、サウジアラビア、米国が続いたと、同団体は述べた。
いくつかの国においては後退したものの、処刑を撤廃する方向への世界的な傾向が進んでいる全体的兆候によって希望が与えられた、と同団体は述べた。米国では、前年の13州に対して、2012年には9州が処刑を実行した。
「死刑の利用に関する2012年の数字は、全体的傾向は世界的に廃止の方向へと向かいつつあることを裏づけている。世界中で10ヵ国中わずか1ヵ国しか処刑を実行していない」と報告書は述べた。