ワシントン州の魚類野生生物局によると、同州で、2011年3月11日の津波で太平洋を横断して流されて来たと考えられる遺棄された船内において、日本近海に生息する5匹の生きた魚が発見された。
地元住民が、3月22日にロングビーチ半島でこの6メートルの船を発見し、その魚の一匹をロングビーチ市役所に持っていった。この魚は現在、オレゴン州シーサイドのシーサイド水族館で展示されている。
この白黒の縞模様の魚は、縞模様でくちばしのある魚(striped beakfish)とも呼ばれるイシダイだと特定された、とワシントン州魚類野生生物局の水生侵入種担当コーディネーター、アレン・プリュース氏は述べた。この魚は水族館で元気にしていて、「津波の魚」として来場客を喜ばせていると、館長のキース・チャンドラー氏は話した。
他の4匹の魚は年齢を測定するために研究されているところだと、プリュース氏は述べた。「この魚たちが2歳であれば、彼らが日本からやって来た可能性が高いことが明らかになる」とプリュース氏は話した。