ミャンマーの野党党首アウン・サン・スー・チー氏は4月15日、1980年代に研究者として時間を過ごした京都に戻り、彼女の国の社会の変化やその男女間の格差を埋める努力について話した。
ノーベル平和賞受賞者であり国民民主連盟(NLD)の党首でもある彼女は、京都大学で名誉フェローに任命された。ここで彼女は1985年から1986年にかけて研究を行った。同大学での500人以上の学生に向けた講演で、スー・チー氏は過去数年のミャンマーの社会・政治的変遷における女性の役割について話した。
ミャンマーの議員664人のうち、女性は数人しかいない。しかし、45議席が争われた昨年の補欠選挙で、彼女のNLDは43議席を獲得し、女性議員が新たに13人生まれた。
「ビルマの女性は男性と対等な立場にあり、男女差別がないと想像する人が多くいるが、それは事実ではない」と彼女は話した。「しかし、この国ほどは、男女差別が大きいように見えない。研究と統計が示すところによると、今日の世界において日本と韓国に最も大きな男女差別がある」