5月5日、元ニューヨーク・ヤンキース選手の強打者、松井秀喜氏と、日本国内の野球スター、長嶋茂雄氏が東京ドームでの華やかな式典で、安倍晋三首相から国民栄誉賞を受け取った。
77歳の長嶋氏は、国民的英雄として日本で尊敬されており、読売ジャイアンツの選手と監督を務めた。
38歳の松井氏は、長嶋氏の監督のもと、読売ジャイアンツでプロ選手としての経歴を開始し、日本と米国で野球選手として20年間プレーした後、(昨年)12月に引退した。
「素晴らしいチームで素晴らしい選手たちと一緒に、素晴らしい監督のために、素晴らしいファンの前で野球をすることができた」と松井氏は述べた。「日本の人々に非常に愛されている野球という競技をほんのわずかでも高められるように全力を尽くした」
この賞の最初の受賞者であるジャイアンツの強打者だった王貞治氏も出席した。同氏は756本目のホームランを打った後、1977年に受賞し、当時ハンク・アーロン氏が保持していた世界記録を上回った。
この賞のその他の受賞者には、映画監督の黒澤明氏や、2011年のワールドカップで勝利した日本の女子サッカーチームが含まれる。
6階建ての高さのゴム製のアヒルが香港で水上を勢い良く進んでいる。
明るい黄色で、高さが16.5メートルのゴム製アヒルは5月2日、一隻のタグボートに引っ張られて、香港の高層ビルが立ち並ぶスカイラインの前のビクトリア・ハーバーを横切り、他の船を小さく見せた。上海からの旅行客Zhang Wenjinさんは、アヒルにはとても驚いて、「子どもはかわいいものが好きだから」、娘が気に入っていたと話した。
このアヒルは、オランダのアーティスト、フロレンティン・ホフマンさんの作品で、ニュージーランドで製作され、ポリ塩化ビニールでできている。ホフマンさんはアヒルが到着したときその場にいて、強風と波が「大きな問題」を起こしているのでアヒルの空気を後で抜かなければならないと話した。
アヒルは2007年から世界中に運ばれていて、平和と調和というメッセージを伝えている。ブラジルからオーストラリアに至るまで9ヶ国の13都市を巡ってきた。
年に1度の砂のアートフェスティバルが鹿児島県の砂浜で5月2日が開幕し、今年のテーマである動物の形をした作品がずらりと並んでいる。
東シナ海に面した南さつま市の吹上浜で行われているこの催しに向けて国内外のアーティストが製作した100点の彫刻のなかには、象や鯨、ゴリラ、ユニコーンなどがある。一番大きな作品は、高さ14メートル、幅10メートルだ。
世界中のアーティストが砂と水だけでこれらの彫刻を作るのに最大で2週間を費やした。乾燥して崩れないように作品には接着剤を吹きつけてある。
南さつま市と南日本放送、南日本新聞が、国内外の砂の彫刻家グループと共同で、この祭典を主催している。
安倍晋三首相は、日本は福島での大惨事から教訓を学び、トルコで2基目の原子力発電所を建てるのに「最高レベルの安全性」を提供すると述べた。
アンカラを訪問中、安倍首相は、「過去の事故や危機から学んだ教訓を通じて原子力の安全性について最高レベルの経験を持っている」と話した。
海洋研究開発機構とブラジル政府は5月6日、巨大な花こう岩の塊をリオ・デ・ジャネイロ沖の海底で発見したと発表した。花こう岩は通常、乾燥した陸地でしか組成されず、大西洋に大陸が存在していた可能性を示唆している。
この発見は調査機関の有人潜水調査船によるものだ。
米国のオンラインニュースサイト、ハフィントン・ポストが無料の日本語版を開設したと、運営団体と朝日新聞が5月7日に伝えた。
約70人がさまざまな事象について書いた記事が特色で、読者はコメントを投稿することができる。「従来のニュースソースとハフィントン・ポストとの違いは、ユーザーからの積極的な意見交換を育む使命だ」とハフィントン・ポスト日本版の編集長松浦茂樹氏は述べた。
5月7日に発表された世論調査によると、韓国に対して良くない印象を持つ日本人は4割近く、日本に対して良くない印象を持つ韓国人は8割だった。
日本のシンクタンク言論NPOと韓国のシンクタンク東アジア研究院が共同で実施した第一回目となるこの調査で、良くない印象を持つ割合が高かった原因は、日本では竹島と呼ばれる岩石でできた諸島をめぐる領土問題と、歴史観の違いであることがわかった。
マレーシアで長年にわたって政権を維持している与党連合が、総選挙で勝利して56年間の政権を延長し、これまでで最も強力な野党を払いのけた。
ナジブ・ラザク首相率いる与党連合・国民戦線が5月2日にマレーシアの222議席中133議席を獲得したと、選挙委員会が報告した。野党リーダー、アンワル・イブラヒム氏率いる、3党を束ねた野党連合は、残りの89議席を獲得した。1957年に英国から独立して以来、総選挙において国民戦線の13年連続の勝利となった。
サウジアラビアは、女子がスポーツをすることをついに許可する。しかし、私立学校だけに限られている。
私立の女子校がこの王国(サウジアラビアのこと)の最も強硬なバージョンのシャリーア(イスラム法)に従うのであればスポーツ活動を実施することを教育省が許可したと、公的な報道機関が発表した。
公立校の女子は今なおスポーツを禁じられている。
私立校の女子は「きちんとした服装」をしなければならないと、教育省は述べた。
5月6日、約10年前、10代または20代の頃に別々に行方不明になっていた3人の女性がクリーブランドの民家で発見され、3人の兄弟が逮捕された、と警察が発表した。
女性の一人は警察の通信司令官に対して、半狂乱で助けてくれるように頼み、「ついに自由になった」と言った。
アマンダ・ベリー氏、ジーナ・デヘスース氏、ミシェル・ナイト氏は、行方不明になって以来、この民家で監禁されていたと、警察は述べた。ベリー氏の娘と見られる6歳の少女も発見された。
5月7日、中国の主要な銀行が、北朝鮮のミサイル・核プログラムに融資していることを米国に非難された北朝鮮の銀行との取引を停止したと発表した。これは孤立した同盟国に対する中国の怒りを最も新しく示すものである。国有の中国銀行は、朝鮮貿易銀行に対して、すべての口座を凍結し、あらゆる金融取引を停止することを通知した、と女性の広報担当者が述べた。彼女は、凍結される口座の数を明らかにせず、それ以上の詳細は示さなかった。
4月29日、ヴァージン・ギャラクティックの、旅客を宇宙の入り口まで連れていくように設計された民間宇宙船は、ロケットを動力とする初めてのテスト飛行を実施し、高高度で音速の壁を超えた。「SpaceShipTwo」は、「WhiteKnightTwo」から切り離された後でエンジンを点火した。この飛行機(「WhiteKnightTwo」)は、「SpaceShipTwo」をカリフォルニアのモハベ砂漠の上空14,000メートルまで運んだ。次回、同社はロケットをさらに遠くまで飛ばし、「SpaceShipTwo」を高度100キロ以上、つまり宇宙の入り口まで到達させることを計画している。500人以上が既に、宇宙船での数分間の準軌道飛行のための席を予約している。
ツイッターで投稿されたすべてのコメントを取り上げ、分析プログラムで処理すれば、都市、州、または国の気分が読み取れる。米国の研究者らは、「hedonometer」と呼ばれるこうしたツールを考えついたと言う。彼らは過去5年間にわたってデータを収集し、このソーシャルネットワークのプラットフォーム(ツイッターのこと)で表現された気分の浮き沈みを測定してきた。研究者らは、4月15日のボストン爆破テロ事件の日が5年間に計測された中で最も悲しい日であることを発見した。最も幸福な日は、クリスマスや感謝祭などの祝日だった。
フランス大統領府のワインセラーに所蔵されているワインが5月末にパリで競売にかけられ、1,200本が出品されると、競売会社のドゥルオーが4月30日に発表した。競売にかけられる様々なワインの落札予想価格は、安めの15ユーロ(2,000円)から1990年のペトリュスの2,200ユーロ(286,000円)まで幅がある。
エリゼ宮(大統領府)のワインセラーは、改修のための資金を調達するためにワインを販売すると述べた。競売にかけられるワインはいずれも、仏大統領のテーブルで1度や2度出されたことがある。
製薬業界で初めて、ファイザーはED治療薬の「バイアグラ」を同社のウェブサイトで患者に直接販売を開始すると発表した。ファイザーの大胆な動きは、製薬業界の流通モデルを打ち破る。製薬会社は、医薬品を患者に直接販売していない。ところが、世界で2番目に大きなこの製薬会社は、製薬業界を悩ませている問題に取り組むための新たな戦略を試みようとしている。オンラインの悪質な医薬品販売業者が、偽ものの「バイアグラ」やその他のブランドの薬品を最大95%値引きして、必要とされる処方箋なしに患者に販売することがますます増えている。患者はたいていの場合、薬品が偽ものであることに気がつかない。
業界団体が4月26日に発表したところによると、即席麺の全世界での販売は年間1000億食を上回り、これは地球上の人々が毎月1食以上食べていることを意味するという。大阪に本部を置く「世界ラーメン協会」によると、この製品が発明されてから50年が経った昨年、売上は増加し続け、中国、インドネシア、日本が3大消費国となっているという。「この結果は、即席麺が世界で標準的な食べ物になったことを示している」と、同協会の職員、櫻井功男氏は述べた。「特にいくつかの途上国をはじめとして、全世界での販売数は成長し続けると我々は考えている」
デジタル・エンターテイメント・グループによると、ホームビデオ市場は第1・四半期に回復の兆しを示し、ブルーレイ・ディスクとサブスクリション型ストリーミングサービスの販売増のおかげで5%成長したという。
米国における47億ドル(4650億円)の消費は、『スカイフォール』や『ホビット』をはじめとする映画館で人気だった作品の家庭用映画の売上に支えられた。この成長は、2012年の第3・四半期以来初めての前年比プラス成長を記録した。実際のディスクの売上は2%増加し、その一方で、デジタル形式の消費は26%増加した。
学校が直面しなければならない問題の一つに「問題児」がある。問題児とは、変わった、もしくは狂ったことをする児童・生徒のことだ。しかし、私は彼らの気持ちがわかる。なぜかって? 私もかつては問題児だったからだ!
子どものころ、私はいつもたくさん勉強して、テストではよい点を取った。しかし、成功しなければならないという信じられないくらいのプレッシャーがあった。学校が私たち子どもに求めているのは、事実を暗記してテストに合格することだけであるかのように思えた。私たちは成績がよいと褒められた。成功がすべてだった。失敗は、死ぬことよりも悪いことだった。
成長するにつれて、勉強したいから勉強しているのではなくて、親や先生を喜ばせたくで勉強しているということに気がついた。自分自身のためではなくて他人のために生きていた。ビクビクして暮らしていた。テストがあるごとに、「落ちたらどうしよう」とばかり心配していた。
ついに私の恐怖と対峙するときが来た。大学2年生のときだった。私はフランス語専攻で、中間試験のときだった。
その日のことはまるで昨日のことのように覚えている。私たちは机に座っていた。先生がテストを配り、「始めなさい」と言った。
ほかのみんなにとってはいつものテストと変わらなかったが、私にとってはもっと大きな意味があった。自分自身の生き方が問われる瞬間で、転機で、分かれ道だった。私は重大な決断に直面していた―このままビクビクしながら生きていくのか、それとも期待というプレッシャーから自由になるのか。「今こそそのときだ!」と私は思った。「今行動しなかったら、私は残りの人生も怯えて暮らすことになるだろう」。
次の時間はやや超現実的だった。文法の問題で、私は意味を成さない言葉で空欄を埋めた。語彙のセクションでは、間違っているものも含め、選択式問題の答え全部に◯をつけた。ライティングのセクションでは、作文のテーマを無視して、テストの過酷さ、学校の不健康なプレッシャー、恐怖から解放されて勉強する権利について、怒りのエッセイをフランス語で書いた。
答案を提出するとき、私は妙に解放された気分で教室を出た。自分が誇らしかった。人生で初めて、わざと試験に落ちた。自分の恐怖に立ち向かい、自由を手に入れようと反撃に出た!
すぐにフランス語科から試験について緊急の電話がかかってきた。とても気まずい会話だった。「薬物を常用しているのか?」と先生は不安そうにきいた。「死にたいと思う?」と心配してくれるなんて、先生は親切だった。しかし、説明が難しかった! 幸運にも、落第した試験はあとで追加の宿題をすることで挽回することができた。
これはすべて、ずっと昔の出来事だが、この経験のおかげで、学校で心に傷を負った、あるいは期待でがんじがらめになった「問題児」に、今ではより共感できる。
もちろん、試験は人生の一部であり、受け入れなければならない。しかし、生徒にあまりにも多くのプレッシャーを与えるのは健康でない。だれも恐怖のなかで生きていくべきではない。
5月1日、ニュージーランド当局は、親が提案したが奇妙すぎたり不快すぎたりするとして却下された新生児の名前77件のリストを公開した。これには「ルシファー」や「マフィア・ノー・フィアー」などが含まれる。
このリストが示すところによると、一人の新生児は内務省がその考えを拒否するまで「アナル」と呼ばれることになっていて、また、もう一人の新生児は、あやうく「.(ピリオド)」と名付けられるのを逃れた。この他の名前には、「4Real」や「ビクトリア女王」などがあった。
親が自分の子どもの名前を思い付くためのひらめきを失い、新しく家族に加わった子どもを単に「2番目」「3番目」あるいは「5番目」と呼びたがるケースもいくつかあった。
同省の規則は、子どもが公式の肩書きや階級を有していることを示唆する可能性のある名前を禁止しており、そのため、「キング」「デューク」「プリンセス」が、2001年以来最も多く却下された名前の中に入っていた。
「ジャスティス」が最も人気で62件の却下があった。一方で、「ジャスタス」「ジャズティス」も公的な承認を得られなかった。