国会は5月24日、個人情報を悪用されるのではないかという国民の懸念にもかかわらず、所得や社会保障、税金情報を政府が管理しやすくするために、国民一人一人にID番号を割り振る法案を可決した。
参議院は、衆議院で5月初旬に承認されたこの法案の採決をとり、可決された。
この制度は、財務情報を統合するため、2016年1月から導入される予定で、2015年秋ごろから国民一人一人に「マイナンバー」を割り当てる。これにより、国民への生活保護費などの給付や税控除が簡単になる。
短期滞在者を除いて、外国人居住者にもID番号が割り当てられる。