フランスは6月4日、シリアで何度も神経ガスのサリンが使用され、少なくとも1度はシリア政権側で使用されていたことを確認したと発表した。これは、27カ月にわたる紛争において、欧米の大国から出された最も具体的な化学兵器による攻撃の主張である。イギリスはその後、シリアで採取したサンプルに実施した実験でもサリンに陽性反応が出たと発表した。
この発見は、シリアで採取されたサンプルに基づくもので、以前にも国連チームが、少なくとも4回の攻撃で有毒な化学物質が小規模に使用された疑いに「論理的な根拠」があると発表していた。