米国のバラク・オバマ大統領は、6月8日にカリフォルニア州で行なわれたいつになく長く形式張らない会談を利用して、中国の習近平国家主席に対して、中国から生じている知的財産の窃盗についての詳しい証拠を提示した。そうした中、米国政府高官は、サイバー・セキュリティーは「(両国の)関係の中心」にあると述べた。
サイバー・セキュリティーに関しては明確な進展はほとんどなかったが、米当局者らによると、オバマ大統領と習国家主席は北朝鮮が非核化する必要性についておおむね合意したと述べた。また、両国は、カリフォルニアでの会談が世界の大国(米国と中国のこと)の間の不信感を払拭し得るという楽観的な見方を表明した。