国際オリンピック委員会は、2020年夏季五輪開催都市の投票まであと3カ月を切ったが、東京を最有力候補地として選ぶ方向にますます傾いているようだ。
東京が治安の良さを強調したことが2020年夏季五輪招致レースに影響を与えていると思われる。ヨーロッパから出席したIOCのベテラン委員は、この招致レースで東京の勝利は手の届くところにあると述べた。IOC理事会での経験があるほかの委員も投票の前に大きな過ちを犯さない限り、東京が勝つだろうと思っているという。
イスタンブールは、招致レースには5回目の挑戦となるが、オリンピックを開催する初めてのイスラム都市になるという目的が好印象を与えていたが、トルコの政府当局が反政府デモに対して弾圧を始めてから、東京の(開催地としての)株が急上昇している。マドリードは、経済危機の終息が見えてこない。