米国の機密情報を暴露したエドワード・スノーデン氏は、6月27日、モスクワの空港で5日目を迎えた。エクアドルはスノーデン氏の亡命申請を検討するのに数ヶ月かかる可能性があると警告したため、同氏の移動計画はいまだ謎のままだ。
米国史上最大規模の機密保護違反を犯したこの男は、6月23日に香港からモスクワに到着して以来、目撃されていない。ロシアによると、スノーデン氏はまだシェレメチェボ空港の乗り継ぎゾーンにいるという。
「彼はロシアの法律を犯しておらず、国境を超えておらず、空港の乗り継ぎゾーンにいて、どこでも好きな場所に飛行機で移動することができる」。ロシアの外務省によると、同国のセルゲイ・ラブロフ外相はこう言ったという。
しかし、米国はスノーデン氏のパスポートを無効にし、ロシア政府に対し、スノーデン氏を引き渡すように度重なる圧力をかけている。同氏は、米国の巨大な監視プログラムに関して、世間を驚かせるような新事実をメディアに暴露した。
米国はロシアに対し、あらゆる手段を用いてスノーデン氏を国外追放するように促した。しかし、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、同国は外国の国民を犯罪人引渡条約を正式に結んでいる国にのみ引き渡すと主張した。「我々は米国とこのような合意を結んでいない」とプーチン大統領は述べた。