6月20日に世界保健機関(WHO)が発表した一連のレポートで、世界の女性の3人に1人が以前のまたは現在のパートナーに身体的または性的暴行を受けたことがあるとわかった。このレポートは女性に対する暴力についての大きな世界規模の調査としては初となる。
WHOの調査は、30%の女性がパートナーによる家庭内のまたは性的な暴力を受けていることを明らかにした。
女性に対する家庭内暴力の割合は、アフリカ、中東、南アジアが最も高く、37%の女性がパートナーから身体的または性的な暴力を受けたことがあるという。ラテンアメリカでは30%、北米では23%だった。ヨーロッパとアジアでは25%だった。
国連によると、家庭内暴力が犯罪とは考えられていない国に6億人以上の女性が住んでいるという。