インターネットの利用者たちは、米国政府の監視についての騒動を受けて、データの蓄積やオンラインでの活動の追跡を行なわない「プライバシー」重視の検索エンジンを新たな目で見直している。
グーグルの市場シェアは目立った落ち込みを見せていないが、米国に拠点を置くDuckDuckGoや欧州に拠点を置くIxquickなどの検索エンジンが、オンラインでの追跡に制限をかけたいユーザーからのアクセスを急激に伸ばしている。「人々はプライバシーを重視した代替のものを求めているのだと思う」とDuckDuckGoの創設者、ガブリエル・ワインバーグ氏は述べた。DuckDuckGoは、2007年につくられた検索エンジンで、IPアドレスの蓄積やユーザーのプロフィール作成を行なわない。