公衆衛生キャンペーンが行なわれてきたにもかかわらず、喫煙はいまだに世界中で、避けられる死因の第1位のままであり、主に低所得国と中所得国で年間約600万人が死亡していると、世界保健機関(WHO)が7月10日に発表した。
現在の傾向が続けば、タバコを原因とする死者数は、2030年に年間800万人に増加する、とWHOはパナマでの会議で公表された簡単な報告において述べた。WHOによると、今年死亡した人々のうち、500万人は喫煙者か、もしくは過去に喫煙していたことがあり、その一方で60万人以上が受動喫煙により死亡したという。