7月22日、ウィリアム王子と妻のキャサリン妃、そして2人の生まれたばかりの息子は、初めて3人一緒の夜を過ごした。それより前に、英国に未来の国王が誕生したと発表された後のことだった。
ケンブリッジ公爵夫人(キャサリン妃のこと)が3.8キロの元気な跡取りを出産したことが発表されると、歓声を上げる群衆が、バッキンガム宮殿のゲートに押し寄せた。
王位継承順位3位の王室の男児は、ジョージ・アレクサンダー・ルイスと名付けられた、と英王室が7月24日に発表した。
「これ以上ないほど幸せだ」と、チャールズ皇太子と故ダイアナ元妃の息子、ウィリアム王子が短い声明で述べた。
旧名ケイト・ミドルトンさん(31歳)はウィリアム王子と一緒に、ロンドン中心部パディントンに位置するセント・メアリー病院内の特別病棟リンド・ウィングに明け方頃に到着してから10時間後に出産した。
これは、故ダイアナ元妃が1982年にウィリアム王子を出産したのと同じ病棟だった。
87歳の女王は「喜ばしく思っている」と述べ、チャールズ王子は非常に嬉しいと述べた。
ロンドン・アイ(観覧車)やBTタワーなど、英国のランドマークには、この赤ちゃんの誕生を祝うために赤、白、青の明かりが灯され、首都のあちこちで礼砲が鳴り響いた。