8月13日、厳しい猛暑が続いて日本の幅広い地域を飲み込み、西日本のある市では4日間連続で気温が40度に達したと、気象庁が発表した。
高知県の四万十市では、8月12日に日本で過去最高気温の41度を記録し、引き続き40度という高い気温で蒸し暑さに苦しんだ。
気象庁は、1875年にこのような統計を測定し始めて以来、4日間連続で40度に達した観測点は四万十市が初めてだと述べた。
同市は8月10日に40.7度、11日に40.4度の高い気温を記録した。
全国927ヵ所の観測点のうち600ヵ所を上回る観測点で気温が30度を超え、50の地点で35度を超える気温を記録した。
気象庁は、東日本の関東・甲信地方から中部地方、九州に及ぶ各地で高温注意報を発表し、脱水症状にならないようにしエアコンを使用するよう国民に呼び掛けた。
その一方で、8月12日の午後には関東・甲信地方で大気の状態が不安定となり、これにより、気象庁は竜巻の可能性についての注意報を発表することとなった。
ミシガン州の家族が12番目の子どもを迎えた。他の11人と同様にその子も男の子だ。
ジェイとカテリ・シュワンド夫妻は、今度の子どもはずっと続いてきた性別とは違う性別かもしれないと思っていたが、グランドラピッズ病院の看護師は8月4日、また男の子が生まれたと発表した。
「もちろん、部屋中にくすくす笑いが響き渡ったわ」とカテリさん(38)は話した。「夫を見て、分かっているよという感じの笑いを交わしたの」。
シュワンド家は、グランドラピッズの北部に住む熱心なローマ・カトリック教の信徒で、避妊の手段を用いることをよいことだと思っておらず、家族の規模は神の手に委ねている。
多産について研究しているボブ・バルビエリ博士は、「これは奇跡です。たくさん女の子が生まれたり、たくさん男の子が生まれたりする家庭では、何らかの遺伝子的決定があるようです」と話した。
2度の優勝経験を持つフィギュアスケートの元世界チャンピオン安藤美姫選手は、4月に女の子を出産したが、競技へ復帰するための準備を続けているため、報道陣にプライバシーを尊重するように求めた。
母親になっていたことを明かした7月以来初めての記者会見に姿を見せ、安藤選手は日常生活のことを追いかけ回すのを止めるように報道陣に求めた。
25才の彼女は、父親がだれであるかを明かすつもりはないとも語った。
「買い物に行く時さえも後をつけられて、正常な日常生活を送ることすらできません」と安藤選手は話した。
競技への出場と子育てという2つのタスクを同時にこなすことについて安藤選手は、「今は半々くらいです。疲れて帰宅すると、娘がいつも側にいてくれるおかげで、自分を競技に駆り立てることができます」と話した。
8月12日、山口県岩国市から沖縄へ米海兵隊のMV-22オスプレイを輸送するフェリー便が再開し、沖縄県内で死亡者を出した米空軍のヘリコプター墜落から1週間後に地元の非難を招いた。
安倍晋三首相は、日本国内の米軍配備の大部分を受け入れている沖縄の負担を軽減するためにできるあらゆる努力をすると再び誓った。「地元住民の生活に配慮することを優先するのが我々の方針です」と安倍首相は述べた。
8月9日、急な集中豪雨が北日本の一部を襲い、気象庁は避難勧告を発令したが、少なくとも8棟の住宅が洪水で押し流され、少なくとも6人が死亡した。
地元消防局によると、岩手県花巻市の91才の女性が、土石流で亡くなった。
気象庁は、秋田県と岩手県の一部の住民に「避難所に向かうか、外に出るのが難しい場合は家の中の安全な場所にとどまる」ように呼びかけた。
9月15日に2つの原子炉が定期検査で稼働を停止するため、1年以上ぶりに原子力による電力はゼロになると政府関係者が述べた。
国内に50基ある商用原子炉すべてが同時に稼働を停止するのは、2011年の福島第1原発事故が始まって以来、2度目となる。福島第1原発事故は、原子力発電の安全性について国民の不安に火を付けた。
長崎県の高校生グループは8月11日、高校生100万人以上から核兵器の廃絶を求める署名を集めたと発表した。2001年から署名活動を始めていた。
高校生グループは、今年集めた19万5千人の署名は、日本全国の12の県から集まった20人の高校生から成るグループが、ジュネーブの国連欧州本部に提出するとも述べた。その20人の学生は、長崎の市民団体によって選出された。
インドは同国初の国産空母を進水させ、これは海洋での存在感を強化するための取り組みにおける新たな画期的出来事となった。
A. K. アントニー国防大臣は8月12日、インドは自国を防衛するために強力な海軍を必要とし、海上能力の発展を推し進めるつもりだと述べた。
インドは自国の空母を建造するにあたって米国、ロシア、フランス、英国の協力を得ている。この空母はインド南部のケーララ州のコチにある造船所で進水された。(この空母は)何度かの試験を経て、2018年にインド海軍に加わる。
彼の両足は痛み、雨は激しく降っていて、そして彼はレースで遅れをとっていた。そんなことは問題にならない。これが、ウサイン・ボルト選手である。
彼の邪魔をするもの、そして優勝するのを邪魔するものは何もない。とりわけ、8月11日、モスクワの世界選手権での100メートル決勝の際のように彼が突き動かされているときには。
ボルト選手は残り約30メートルの地点でジャスティン・ガトリン選手を追い抜き、全く後ろを振り返らなかった。しかし、彼はゴールしたときに微笑むことはなかった。というのも、このレースは世界最速の短距離走者(ボルトのこと)が普段必要とするよりもかなりの努力が必要だったからである。
ヨハン・フリーゾ王子は、結婚する予定だった女性とのスキャンダルに巻き込まれた後、人目を避け、皇位継承権のある地位を諦めた眼鏡のオランダ王子であるが、同王子は8月12日に死去した。脳に重大な傷を負ったスキー事故から18ヵ月後のことだ。王子は44歳だった。
フリーゾ王子は事故による合併症によって死亡したと、王室は発表した。
フリーゾ王子は、2012年2月17日にオーストリアのレッヒでスキーをしていたときに雪崩に巻き込まれた。王子はヘリで病院に運ばれたが、数ヶ月間にわたって昏睡状態のままだった。
ノルウェーのイェンス・ストルテンベルグ首相は、風変わりで人目を引く選挙キャンペーンとして、タクシー運転手の格好をして、オスロのあちこちへと乗客を乗せて行った。
同首相が党首を務める労働党が8月11日にソーシャルメディアに投稿したビデオは、運転手がストルテンベルグ首相であることに乗客が気づくどっきりカメラのような瞬間を映し出している。
ストルテンベルグ首相は、「人々が実際に何を考えているのか」を見たかったと述べた。労働党の女性報道官、ピア・グルブランドセン氏は、広告会社がこの人目を引くキャンペーンの企画を支援したと述べた。
ノルウェーの議会選挙は9月9日に予定されている。
輝く光を見るといった臨死体験を科学的に説明できるかもしれないと、米国の科学者らが8月12日に発表した。この研究によると、脳は血流が停止した後に最大30秒間、機能し続けるという。ミシガン大学の科学者らは、誘発された心停止にさらされたラットを使って研究を行なった。ラットの心臓が停止した後の最初の30秒間で、ラットは脳の活動の急激な高まりを示した。論文の主著者であるジモ・ボルジギン氏は、この研究は心停止後の生存者によって報告される臨死体験に対する初の科学的フレームワークを提示すると述べた。
世界の気温が上昇すると、人々は怒りやすくなる。
大規模な新しい研究は、暴力犯罪をしたり戦争を仕掛けたりといった攻撃的な行動は気温が上がるごとに起こりやすくなることを発見した。研究者らは、歴史上の帝国の崩壊や、近年の戦争、及び米国の暴力犯罪率に関する60の研究を分析した。研究論文の著者らは、この結果は気候が衝突を引き起こす可能性があるという強力な証拠を示すと述べている。「気候が悪化すると、我々は他人を傷つけたいという気持ちが高まる傾向がある」とカリフォルニア大学バークレー校のソロモン・ショーン氏は述べた。
8月5日、科学者らは世界初の研究室で培養された牛肉を使ったハンバーガーをロンドンで公開し、これを少量の油とバターで揚げ、希望者らに提供した。味見をした人たちは、この140グラムのパテは味と食感においては「肉に近い」があまりジューシーではないと話した。
この人工肉は、生きた牛から取り出した筋肉の細胞から育てられた数本の細い肉片に、塩、卵粉、パン粉を加えて作られた。この研究を率いたオランダのマーストリヒト大学のマルク・ポスト教授は、何百万人もの人々の食事における通常の肉に取って代わる可能性があると主張した。
公共バスが走行中に地中に埋められたケーブルから充電できる「電気の流れた道路」の実験を韓国の都市が開始したと、韓国科学技術院は8月8日に発表した。
同機関は、これは亀尾市の24キロメートルのバス路線で今後4ヵ月にわたって実験されると述べた。車体下部の機器は、路面下に埋められた電気を出す装置を使用するワイヤレスの磁気充電システムによって電気を吸い上げる。この電気はその後、バスの走行かバッテリーの充電に使用される。
2007年から2009年にかけて経済が落ち込んだ際、ある種の遺伝子を持つ母親たちはより意地悪になり、これは自分の懐具合には関係なかったと、米国の研究者らが8月5日に発表した。『米国科学アカデミー紀要』に掲載された研究は、とりわけ遺伝的多様性を考慮に入れた際、外部環境は行動に大きな影響があることを示唆している。失業率が10%高まるごとに、感受性に関連するある遺伝子を持った母親の厳しいしつけ行動は2.3%多く報告され、母親全体では(厳しいしつけ行動が)1.6%多く報告されたと、ニューヨーク大学のドフン・リ氏は述べた。
米政府の統計によると、米国では低所得者世帯の未就学児の肥満率が数十年ぶりにわずかに低下したという。米疾病対策センターの報告書は、2008年から2011年の期間に19の州でわずかに(肥満率が)低下したことを発見した。
子どもたちの健康な食生活やより活動的なライフスタイルを促進するための取り組みを支持してきたミシェル・オバマ大統領夫人は、最新の統計を歓迎した。「今日の発表は、皆で協力して、国中の子どもたちがより健康な生活を始められるように本当の変化を起こしていくのだという私の信念を再確認した」と彼女は述べた。
私の前には、灰色のオフィスビルが立っている。外から見ると東京のその辺にある他のビルと何の変哲もないように見える。
しかし、中に入ってみると、サラリーマンでいっぱいの周囲の建物のほとんどよりも色彩豊かで印象的な景色がどこまでも広がっていた。
私は自分のパスポートに印を押してもらう必要があったので、ターバンを巻いたシーク教徒、鮮やかな色の服を着た西アフリカ人など、日本の入国管理局に用事のある人たちが並ぶ列に並んだ。
親切な職員が私の用事に対応してくれる人は同じ階の緑の線の先にいると教えてくれた。緑の線をたどっていったが、結局、たどらなければならない別の線―今度はオレンジだ―があっただけだった。その後の1時間は廊下を歩き回り、エレベーターに乗ったり階段を下ったりして虹の全色の線を歩き、結局最後にはまた緑の線に戻っていた。
一瞬、ルイス・キャロルの本に出てくるような終わることのない悪夢にとらわれてしまったと思ったが、入国管理局でいろんな色の線をたどらなければならなかった私の苦難の旅は、何よりも私の日本語が下手だったせいだ。職員たちは丁寧で、あと1年の滞在許可をもらう前に私が無駄にした時間のことを謝ってさえくれた。
私は入国審査官に取り調べを受けたことがある―しかも自分の国で!
説明させてもらうと、私は同じ女性と3回結婚している。
1回目は目黒区役所で8年くらい前のことだ。2回目の「結婚」はその少し後で、書類を翻訳してもらい、アイルランドで法的に結婚が認められたときのこと。
そして、3回目は2010年5月9日に原宿の神社で行なった。この日のことは覚えている。なぜなら、かなりお金がかかったから!
だから、結婚記念日が3回あると言ってもいい。覚えなければならない数字がたくさんある。
ヒースロー空港で入国審査官が私の妻に、居住を証明する印が6カ月期限が切れていて、なるべく早くアイルランド当局に行ったほうがいいと伝えるまで、その結婚記念日の日付を空ですらすらと言わなければならなくなるとは思いもしなかった。
それで私たちは、自分たちの結婚が本当の愛はなく、ただ入国管理法をすり抜けたいだけの偽装結婚ではないかと疑っている女性審査官を前にすることになってしまった。
彼女は基本的な質問をいくつか聞いて取り調べを始めた。「結婚記念日はいつですか?」 「10月28日?」と思い切って言ってみると、「違います。何年ですか?」と彼女は、ますます疑わしそうに質問した。「2006年?」 彼女は首を振って、私がまた間違えたことを示した。「はっきりわかりません。ヒントをくれませんか?」と私は頼んだ。
この一番簡単な問いにも正解することができなかったが、私たちのたいへん驚いたことに、その審査官は印を取り出して、パスポートにバンと押してくれた。これからはそんなに無頓着でいないようにという厳しい警告があっただけで、その後3年間の居住が認められた。