9月2日午後、竜巻が埼玉県越谷市を襲い、数十人が負傷し、100棟以上の建物を破壊した後、14キロにわたり猛威を振るって、隣接する千葉県に移動したと、地元の警察が発表した。
この風のじょうご(竜巻のこと)は午後2時頃に家屋や田畑などを通過し、電柱をなぎ倒し、屋根をはがし、ありとあらゆる物を空中に飛ばした。
越谷市では7棟の建物が崩壊し、その他の100棟が深刻な被害を受けたと、同警察は述べた。また、この竜巻により、約4000棟の家屋が停電した。
2県の警察署のデータによると、この竜巻は13.8キロの範囲に大惨事をもたらし、越谷市を襲った後、北東に進路を変えて千葉県野田市に向かったという。
野田市では、この竜巻は27台の車両と68棟の家屋の屋根に被害を与え、また、6200棟の家屋を停電させたと、警察は発表した。
気象庁は、本州上空で発達した寒冷前線の下で暖かくて湿った大気が生じたときにこの竜巻が発生したと発表した。これにより、突風や竜巻が積乱雲の下で発達する可能性が高まった。