ニュージーランドの科学者は9月3日、1世紀以上前に記録を取り始めて以来、最も暖かい冬だったと発表した。
国内全体の6、7、8月の平均気温は9.5℃で、例年を上回り、以前の最高記録である1984年の気温よりも0.3℃高かった。
この冬は北からの温かい風が吹き、一般的に南極からの冷たい風をもたらす南風が少ない傾向にあったと、気象科学者のブレット・ミュラン氏は述べた。この天候は、夏の干ばつからの回復を図っている農家にとっては恵みだった。穏やかな天気のおかげで、畑に草が生えたとミュラン氏は話した。
また、スキーヤーにも天気が問題にならなかった。ルアペフ山のワカパパ・ツロアスキー場の広報担当者アンナ・ダウセットさんは、スキー場には冬を通して平均を上回るスキー客が訪れたと述べた。