9月7日、2020年夏季オリンピックの開催地に東京が選ばれ、国際オリンピック委員会(IOC)の総会でイスタンブールとマドリードを打ち負かした。この日本の首都は、1964年のオリンピックの開催地にもなったことがあり、オリンピックを2度開催するのはアジアの都市で初めてとなる。
東京は、北東約250キロに位置する福島第一原子力発電所からの放射能で汚染された水の危険性への恐怖を乗り越え、投票で勝利した。東京はまた、この災害からの復興への取り組みにおける推進力としてオリンピックを活用するというメッセージを主張した。
「日本の友人たちが素晴らしい大会を提供することができると我々は確信している」とIOCのジャック・ロゲ会長は述べた。
ロゲ会長がこのスポーツの華やかな祭典(オリンピックのこと)の開催地になるための競争の勝者として東京を発表すると、日本の代表団のメンバーたちは抱き合い、喜びで涙を流した。「東京が勝てると思っていた」と東京都の猪瀬直樹知事が述べた。「とはいえ、確実に1位でゴールできるようにしなければならないという現実に直面するものだ。まるでオリンピック選手のように、うきうきする。我々のチームワーク、首相、選手たち、そして一緒にやってきたみんなのおかげで勝利することができた」