ウラディミール・バレンティン選手は9月15日、今季56、57号のホームランを打ち、49年前に日本のホームラン王、王貞治氏が打ち立てた日本プロ野球記録を更新した。
カリブ海にあるオランダ領のキュラソー島出身で29歳のバレンティン選手は、1回に2ラン本塁打、3回にはソロ本塁打を打ち、東京の神宮球場で行なわれたセ・リーグの試合において、ビジターの阪神タイガースを9-0で破り、ヤクルトスワローズを勝利に導いた。
王氏は1964年に55本の本塁打を打った。この記録は、アメリカ人のタフィ・ローズ氏が2001年に、またベネズエラ人のアレックス・カブレラ氏が2002年に同記録に並んだ。王氏は、1980年までの21年間において、東京読売巨人軍で日本記録となる通算868本のホームランを打った。
「起こっていたことが信じられない。最高の気分だった。自分の人生でこんな気持ちには二度となれないと思う」とスワローズに入団して3年目のバレンティン選手は、スタジアムで歓声を上げる3万300人の観衆に述べた。
バレンティン選手は、米国のメジャーリーグで3季プレーした ?? 2007〜2009年にシアトル・マリナーズで、そして2009年にシンシナティ・レッズで。マイナーリーグのチームでプレイした後、2011年に日本に移籍した。