9月24日、アルカイダとつながりのあるテロリストによるナイロビのモールでの4日間にわたる立てこもりが終結したとケニアの大統領が宣言した後、同国は当初懸念されていたよりも数十人多くの犠牲者の遺体を回収するというぞっとする作業の準備をした。死者の数は最大で60人以上増える可能性がある。
「我々は襲撃者たちの面目をつぶし、打倒した」とウフル・ケニヤッタ大統領はテレビ演説で国民に述べた。この演説は、高級ショッピングモール「ウェストゲート」での銃撃戦が続いたため、数時間遅らされた。「ケニアは悪をにらみつけておとなしくさせ、勝利した」
ケニヤッタ大統領の宣言にもかかわらず、軍事部隊はこの巨大な複合施設に配備されたままで、治安当局によると、武器や仕掛け爆弾を持った襲撃者たちがまだ内部にいるかもしれないという。モールの内部で続く交戦のため、遺体を回収する計画が中止になったこともあった。モールでは3つのフロアが崩壊した。
ケニヤッタ大統領は、今も入院している62人を含め、約175人が負傷したと述べ、「数人の」遺体がいまだにがれきの下敷きになっていると付け加えた。
このモール襲撃事件は、1998年に200人以上を殺害したアルカイダの駐ナイロビ米大使館に対するトラック爆弾攻撃以来、ケニアにおいて最も多くの命を奪ったテロ攻撃となった。