米国のテレビ番組「アメリカズ・ゴット・タレント」のシーズン最後の放送で日本人ダンサーの蛯名健一さんが優勝し、トップ賞の100万ドル(1億円)を持ち帰った。蛯名さんは長く続いているこのスター発掘番組で優勝した初の日本人だ。
39歳の蛯名さんは、3人のテノール歌手グループやマジシャンを含む他の決勝戦出場者と共に、シーズン最後の回でパフォーマンスを行なった。
川崎市で生まれた蛯名さんは、映画『マトリックス』の場面を再現したようなロボットのようなパフォーマンスで、ラジオシティ・ミュージックホールの観客を驚かせた。
このシーズン最後の放送は、それ以前の対決で落選を免れた出場者同士の対決だ。優勝者は、有名人の審査員や視聴者らによる投票で決められる。
蛯名さんは独学だが、約75000人の歌手やダンサー、マジシャン、コメディアンを相手に勝利した。