米軍普天間基地の移設先に選ばれた沖縄の埋め立て予定地付近に、ジュゴンが2012年に生息していたことを、沖縄防衛局の調査が9月21日に明らかにした。
ジュゴンは、絶滅の危機に瀕した海洋哺乳類である。日本列島付近の海域には、ごく少数しか生息していない。しかし、この報告書は、昨年の4月と6月の間に、この場所で海草がジュゴンに食べられていたことを確認した。
この発見は、名護市の辺野古沖に求められている埋立地を承認するかどうかという仲井眞弘多知事の決定に影響を与える可能性がある。
辺野古沖の海域は、ジュゴンが食べる海草が豊富なことで知られている。同局の調査は、この哺乳類(ジュゴンのこと)がこの海域に繰り返し訪れたことを示唆している。
同局の担当者は、これは移設計画を再検討するつもりはないと述べた。