パキスタンの教育担当当局は11月10日、10代の活動家マララ・ユスフザイさんの著書を国内の私立学校で閲覧禁止にしたと述べた。当局はこの本がイスラム教に対する十分な敬意を示していないと主張している。
マララさんは昨年、女子教育を推進しているとしてパキスタン北部でタリバンに頭部を銃撃され、世界中の注目を集めた。10月に初の著書『わたしはマララ』を発表した。
全パキスタン私学連盟のカシフ・ミルザ会長は、彼の連盟が傘下にある学校でマララさんの著書を禁止にしたと述べた。「この本を通じて、彼女は西洋列強の手中にある道具となった」とミルザ会長は述べている。
また、ミルザ会長は、マララさんの本が「彼に平和あれ」の略語であるPUHを使わずに預言者ムハンマドに言及しているため、イスラム教に十分な敬意を示していないとも語った。