専門家らは10月29日、赤ちゃんの股関節をブランケットで強くくるみ過ぎると悪影響がある可能性があると警告した。
この方法は赤ちゃんの気持ちを落ち着かせ、子どもを眠らせるのに役立つと多くの親が言っているが、研究者たちは、中年期の変形性股関節症や人工股関節置換術を受けることとの関連性が見つかったことを強調した。「伝統的なおくるみは、股関節の発育性股関節形成不全を引き起こすリスク因子である」と小児形成外科医のニコラス・クラーク氏は『小児期疾患アーカイブス(Archives of Disease in Childhood)』誌に書いた。「骨盤周辺の健全な発達を促すためには、足を股関節の位置で曲げ伸ばしできるようにしておかなければならない」と同氏は述べる。