オスのコアラは小さいかもしれないが、メスに求愛するときにゾウの鳴き声くらい深みのある低いうなり声を上げる。これはもう一つの声帯のおかげだと、研究者たちが12月2日に発表した。
これまで知られていなかったこの器官は、喉頭の外側にあり、陸上で暮らす他の哺乳類にこれが存在することは知られていないと、この研究は『カレント・バイオロジー』誌で述べた。交尾することを求めるコアラは、いびきとげっぷが混ざったような音を出し、この音はロバの鳴き声にも近いと、研究を主導したサセックス大学のベンジャミン・チャールトン氏は説明した。