韓国の造船会社サムスン重工業は、全長がエンパイアステートビルの高さを上回り、世界最大の「洋上浮遊施設」と言われるタンカー型の大型船を進水させた。12月5日、サムスンの広報担当者は、「プレリュード(Prelude)」と名付けられたこの洋上液化天然ガス(FLNG)のプラットフォームを、韓国南部の巨済島の造船所で11月30日に進水させたと発表した。幅74メートル、高さ110メートルのこの施設は、年間360万トンの液化天然ガスを生産することが見込まれ、その貯蔵タンクはオリンピックの水泳プール175個と同程度の収容能力がある。