12月19日、ネルソン・マンデラ元大統領にささげられた看板のインド人所有者は、反アパルトヘイトのヒーロー(マンデラ元大統領のこと)の写真ではなく俳優のモーガン・フリーマンさんの写真が使われていたことがわかり、(恥ずかしさで)赤面した。
この看板は、12月5日に亡くなったマンデラ元大統領へのインドや世界中での記念碑のひとつとして南部コインバートルの道路脇に建てられた。
しかしこの看板で、人権運動の象徴的な人々であるマーティン・ルーサー・キング牧師、マザー・テレサ、マハトマ・ガンジーの小さな写真の上に大々的に現れたのは、フリーマンさんの顔だった。
「私たちは彼らが生きた時代の一部となれたことを、誇りとすべきだ」と、看板の上部にタミル語の哀悼の言葉が書かれている。
南アフリカの元指導者への尊敬の印としてこの看板を自費で設置した衣料品商人のチャンドラシェカールさんは、これはデザイナーによる失敗だと述べた。
「私たちは、これをマンデラ元大統領の正しい写真と入れ替える」と、この商人は州都チェンナイから電話でAFPに伝え、この失敗がどのようにして生じたかはわからないと付け加えた。
モーガン・フリーマンさんは、2009年の映画『インビクタス/負けざる者たち』でマンデラ元大統領役を演じた。