パナマ政府は、遺伝子を組み換えた蚊を放してデング熱を媒介するメスの蚊を不妊にすることで、今年6人の命を奪ったこの病気の発生をコントロールすることを試みる予定だと、当局が1月14日に発表した。保健省のカルロス・ガルベス氏は、ブラジルとケイマン諸島でこの手法は「確かな効果を見せている」と述べた。「遺伝子を組み換えたオスの蚊が、デング熱を媒介するメスと接触する。すると、(遺伝子を組み換えられていない)メスが生む卵からは、(デング熱を)媒介する蚊が生まれない」と同氏は説明した。ガルベス氏によると、遺伝子を組み換えた蚊は血ではなくフルーツをエサとするため、人間に対する危険はないと述べた。