政府は1月30日、どんなタイプの組織にも成長するように再プログラム化することのできる細胞を作るための簡単な方法を開発した日本人の科学者チームを称賛し、同様の研究に対するさらなる支援を約束した。
「この発見が今後、革命的な再生医療を実現することを期待している」と、刺激誘導型の多能性獲得(STAP)と呼ばれる現象の発見が1月29日に発表された後で加藤勝信官房副長官が述べた。
政府は「予算を確保し、我々の支援を強化することで再生医療などの分野における研究・開発を促進する意向だ」とこの報道官は述べた。
「若い女性が才能を見せたことはすばらしい」と、30歳の小保方晴子さんを指して、加藤官房副長官は付け加えた。小保方さんは、国の所轄にある理化学研究所とハーバード大学による、STAP細胞の開発につながった研究を主導した。
この研究グループは、簡単な方法 ?? 酸性の溶液を含むストレスに曝す ?? を発見し、これにより、iPS細胞(人工多能性幹細胞)よりも細胞に柔軟性を持たせることができ、しかもより速くより効率的に行うことが可能である。
グランドホッグのフィルの飼育者は、フィルが寒い冬はあと6週間続くと予測したと毎年恒例のグランドホッグデーのセレモニーで述べた。
ペンシルベニアの有名なグランドホッグは2月2日の夜明けの時間帯に何千人ものファンの前に巣穴から姿を現した。伝説によると、この毛むくじゃらの動物(グランドホッグのこと)が自分の影を2月2日に見たら、冬があと1カ月半続くと言われている。もし影を見なかったら、春が早く来る。1887年に遡って記録を見てみると、この動物(グランドホッグのこと)は影を101回見ていて、影を見なかったのは17回だった。
グランドホッグデーは、伝えられるところでは、ドイツに起源を持つ。毎年2月2日のイベントでは、パンクサトーニーという小さな町に多くの人々が集まる。フィルは、天気を予測するグランドホッグ数匹のグループの中で最も有名だ。専門家らによると、フィルの的中率は約39%だという。
毎年スギやヒノキの花粉でくしゃみや鼻水、目の痒みに苦しむ人々にとってはがっかりするようなことだが、関東地方は花粉シーズンに突入した。
ウェザーニュース社は、アレルギー(花粉症)のシーズンが昨年より1週間から10日早く到来したと発表した。
同社は1月24日、東京中に設置された同社の花粉観測器の30%以上がスギ花粉を1日に10個以上検知し、敏感なアレルギー患者には花粉症の症状が出るレベルだと発表した。
2日後、東京中に設置された観測器の約90%がそのレベルの花粉を検知した。
2月2日、東京の花粉症患者1450人のうちの約20%が「ややつらい」またはひどい症状があると訴えた。
宮崎駿監督は2月2日、『風立ちぬ』でアニー賞の長編アニメ部門の脚本賞を受賞した。アニメ界のアカデミー賞と呼ばれるこのイベントの主催者が発表した。
宮崎監督の映画は2014年アカデミー賞の長編アニメ部門にノミネートされた5本に入っている。受賞作品は3月2日に発表される。
政府は2月3日、反捕鯨団体シーシェパードを、南極圏で日本の捕鯨船への危険な妨害行為について非難した。
菅義偉官房長官は、捕鯨船がシーシェパードの船舶に損傷させられたと見られる2月初めの出来事は、「許されることではない」と述べた。
シーシェパードはその発言を「完全な嘘」だと述べた。
NHKラジオ番組のコメンテーターをしていた教授は、1月29日にその番組のディレクターに2月9日の東京都知事選挙が終わるまでは原発について話さないように求められた後、番組を降板した。
東京の東洋大学の中北徹教授は原発の増加するコストについて話したかった。NHKの職員は、その要求が出されたことを認めたが、反対意見を持つ人物を用意していなかったので、討論の「両サイド」を出演させることができなかったと述べた。
北海道警察は行方不明になった9歳の女児を1週間近く捜索していたが、2月2日の正午ごろに目撃者からの手がかりを頼りに札幌の26歳の男のアパートにへ行き、そこで、女児を無事に発見した。
警察官らが、女児の家からおよそ350メートルほどのところにあるそのアパートに入ったとき、女児はテーブルに座って折り紙をしようと紙を切っていた。伝えられるところによると、女児は泣き出し、その前にはテープで縛られていたと話したという。
男は取り調べを受け、拘置されている。
年齢は、フランスのサイクリスト、ロベール・マルシャンさんを減速させていなかった。
102歳の退職した消防士(マルシャンさんのこと)は1月31日、100歳以上の部門で自己世界記録を破り、時速26.927キロで走破した。2年前に記録した以前の自己記録よりも2.5キロ以上伸ばした。
全年齢を含めると現在の世界記録は時速49.7キロであり、チェコ人のオンドジェイ・ソセンカさんが2005年に記録した。
先月、400頭以上のイルカの死骸が太平洋の海岸で発見され、ここでは2012年にその2倍(のイルカの死骸)が発見されたと、ペルーの当局が2月3日に発表した。
当局者たちは、2012年の死因をはっきりさせなかった。彼らは現在、ランバイエケ州に位置する(ペルー)北部の海岸で1月に発見されたイルカを解剖している。その結果は、2月中旬に発表される予定。
2月3日に発表されたEUの公式な報告書によると、汚職は欧州連合(EU)の全28加盟国に影響し、同経済圏の経済に年間約1,200億ユーロ(16兆4,200億円)の損失を与えているという。
汚職に関する初のEU全域の公式調査であるこの報告書によると、水増しされた政府からの受注契約、秘密の政治資金、医療を確保するための賄賂、その他の汚職が原因で毎年失われている推定額は、EUの年間の運営予算に充てられるほどの額に上るという。
2月3日、2本のライフル銃を持った10年生(日本の高校生に相当)の学生が、自分が通うモスクワの学校に突入し、地理の教師と警察官を射殺し、その後保護されたと、調査当局が伝えた。
この少年の父親が、人質にとられた学生たちの解放を手伝ったと、同市の警察署長が述べた。
第263学校の子どもたちは誰も負傷しなかったと警察の報道担当者が述べ、動機を特定するためにこの学生に対して捜査当局が取り調べを行なっていると付け加えた。この学生は、間もなく16歳になる優秀な学生だった。
中国やその他、急速に成長するアジアの経済国で増える大気汚染は、太平洋北西部における冬の台風の勢力を強めていると、科学者たちが最近発表した。中国北西部、韓国、日本を含む緯度での冬の台風は、微粒子の汚染レベルが高まった結果、より強い風とより多くの雨を伴った。ほこり状の下降物は、雲の中でどのように蒸気が凝結し、熱が暴風圏でどのように分布するかに影響を与えると、カリフォルニア工科大学のユエン・ワン氏が述べた。この研究は、微粒子による環境公害に関する最新の調査だ。こうした微粒子は主に、化石燃料を燃やしたときに生じる煤状の残留物である。
1月30日、子どもたちに彼らの体が拒否しているまさにそのものを与えることでピーナッツアレルギーを解消できると複数の医者が発表した。そうすることで、思いがけず摂取した際に命を救える可能性のある耐性を養えるという。
数カ月にわたってピーナッツの粉末を少量摂取すると、死亡する可能性のあるアレルギーを持った子どもたちの耐性を誘発するように見えたと、研究チームが医学誌『ランセット』で発表した。6ヵ月の治療後、被験者となった子どもたちの84?91%が、一日に800ミリグラムのピーナッツの摂取に安全に耐えられた。これは、約5つのピーナッツに等しいと、研究チームは述べた。
アルツハイマー病の患者は、健康な高齢者に比べて、殺虫剤DDTによって残された化学物質のレベルが高い可能性があると、1月27に発表された米国の研究が示唆した。
殺虫剤DDTは米国では1972年に段階的に禁止されたが、世界の他の場所ではいまだに使用されている。
アルツハイマーの患者の体内には、アルツハイマーにかかっていない人々に比べて、長く持続するDDTの代謝産物であるDDEが約4倍多いことを研究者たちは発見した。この研究によると、DDEのレベルが高いと、アルツハイマーになるリスクを4倍高めることもわかったという。
子どもの「体重の運命」の大部分は、彼らが5歳に達する前に決まり、8年生(日本の中学2年に相当)までに肥満になっている子どもたちの約半分は幼稚園に入ったときにはすでに肥満であることを、新たな研究が発見した。
「肥満のリスクの大部分は、ある程度、人生のかなり初期の頃に決まっているようだ」と米国のジョージア州にあるエモリー大学の科学者Solveig Cunningham氏は述べた。同氏はこの研究を主導し、この研究は、7,700人の子どもたちを小学校を出るまで追跡した。幼稚園に入ったときに肥満だった子どもたちの約半分は、10代になっても肥満だった。
1月29日に発表されたスウェーデンの研究によると、脳スキャンは、子どもたちの短期記憶能力を測定することで学習障害のある子どもを特定することに役立つ可能性があるという。この研究は、脳スキャンによって短期記憶能力の発達をマッピングすることが可能だと示した。「利点は、発達が遅いリスクのある子どもたちを早期に特定することで、彼らに適切な支援、(それから)やがては介入ができることだ」と神経科学の教授であるトーケル・クリングベリ氏は述べた。子どもたちの10?15%に、学習能力や集中力に関する問題があり、これは短期記憶能力の欠如に関連している可能性がある。
小さなトゥンガラガエルの夕暮れ時のセレナーデは、彼の結婚希望者を招き寄せるが、天敵も引き付けてしまうと、研究者たちは1月23日に発表した。
中南米で見られるトゥンガラガエルは、浅い池にとまり、独特の求愛の鳴き声を上げることで雌を探し求める。口の下にある大きな鳴嚢(めいのう)が、鳴き声に合わせて膨らんだり縮んだりして、水面に波紋を生じさせる。
米国、オランダ、パナマの研究者たちの発見によると、コウモリは生来備わっている音波探知能力を使って、暗闇でも池の波紋によってカエルを発見するという。
インドの政治家は1月27日、抗議を始めてわずか数時間後にハンストを取りやめ、観測筋によると記録的に短い断食であるとして嘲笑を招いた。
Vinod Kumar Binny氏は当初、庶民党から除名されたことに抗議して4日間食べ物を拒否すると述べた。庶民党は、12月の州選挙以来、デリーの地方政府を支配している。
Binny氏は、朝食を食べた後でハンストを開始したが、ティータイムまでに、以前に約2週間断食したことのある反汚職を掲げるベテランの活動家ハンナ・ハザレ氏の助言を受けて、断食を取りやめると発表した。
この発表は、すぐさまツイッター上で嘲笑を引き起こした。
「Vinod Kumar Binny、ハンストの最短記録を更新」と、ニュースチャンネル『ヘッドラインズ・トゥデイ』の副編集長が書いた。
その仲間のジャーナリストWaseem Mushtaq氏は、Binny氏は「断食の歴史の中で最短の断食」の賞を受けるに値するとツイッターでつぶやいた。
Binny氏は、12月にデリーの議会における議席を獲得した庶民党の28人のメンバーの一人だった。
しかし、同氏は後に、州政府における官僚のポストを得られず、現在デリーの州首相を務めるArvind Kejriwal党首と不仲になった。
愛の気配が感じられる。そしてそれはどうもチョコレートみたいな匂いなのだ。バレンタインはさまざまな方法で世界中で祝われているが、どうやらアジアの人々が一番プレゼントにお金を費やすようだ。
日本では、お正月が終わるとすぐにチョコレートとチョコレートを作る道具一式の蔓延が急にあからさまに目につくようになる。どの通路の端にもバレンタインデーが近づいていることを思い出させる物がある。どのショッピングモールの入り口にもあなたがチョコレートを作る腕前で愛を印象づけるワークショップを勧める女性がいる。
日本の3つのバレンタインデー(2月14日、3月14日、12月25日)でさえ過剰だと思っているが、韓国では毎月14日が愛に関連する日になっていることが分かった。韓国では4月14日はブラックデーとして知られている。この日は、2月14日と3月14日にチョコレートやプレゼントをもらえなかった人たちがレストランに行って黒い麺を食べ、独り身の生活を嘆く日だ。しかし、相手がいない立場の悲しみに浸るよりも、デートの相手を見つけるいい機会にもなっていると思う。レストランに行って、黒い麺の丼ぶりにむせび泣いている誰かを探せばいいだけだ。
独り身の生活を嘆かなければならないという、その考えだけでも食べ物を前に泣きたい気分にさせる。社会にはパートナーを見つけないといけないというプレッシャーがあり過ぎる。誰か特別な人を見つけることは素晴らしいことだけれど、独り身だったら不完全、あるいは不適格なのか? それは不健康な考え方だ。しかし、それこそまさしく、チョコレートやジュエリー、麺のメーカーが金儲けをするやり方なのだ。弱みがある、あまり自信のない消費者は、自分の抱えている問題を解決できそうに見えるものなら何にでもお金を払う。そして、マーケティング担当者は何を狙うべきかを知っている― 一人になることを恐れている人々、あるいは、みんながしていると言われることをしないことで仲間外れになることを恐れている人々だ。しかし、そう考えてみれば、誰か特別な人にあなたの存在に気づいてほしいなら、目立つことはきっといいことだ。
こう思うので、「義理チョコ」という概念が私にはことさら理解しがたい。好きだというわけではない人々にも同じようにしないといけないのに、どうやって特別な人にあなたの時間とお金を集中させるつもりだろうか? 「超義理チョコ」(嫌いな同僚に贈る安いチョコ)は特に分からない。求めているのがチームの仲間たちとの親しさなら、チームでランチに行ったらどうか?
世界中のバレンタインデーがフィンランドのバレンタインデーのようにロマンチックな愛や義理からは遠く、友人間の愛に関するものであったらいいのにと思う。そうすれば、涙や買い物は少なくて、笑顔が増えるはずだ。