失望も数多くあったが、日本はそれでも、2月23日に閉幕したソチ五輪で記録を打ち立てた。スキージャンプの高梨沙羅選手、フィギュアスケートの浅田真央選手をはじめとする(メダル獲得を)確実視されていた人気選手はメダルを獲得できなかったが、日本はそれでも8個のメダルを手にし、海外での冬季五輪における日本の過去最高記録となった。スキージャンプの葛西紀明選手(41)は2個のメダルを獲得した。
2月11日、10代の選手2人が、今大会日本人初のメダルを獲得した。中学生の平野歩夢選手はスノーボードの男子ハーフパイプで銀メダルを獲得し、高校生の平岡卓選手は銅メダルを獲得した。渡部暁斗選手はその翌日、ノルディック複合のノーマルヒルで銀メダルを獲得し、日本の3個目のメダルとなった。フィギュアスケートの羽生結弦選手は、男子シングル競技で金メダルを獲得し、自国にバレンタインデーのギフトをもたらした。羽生選手は、その前日の卓越したショートプログラムのおかげで、ミスの多いフリーを乗り切った。
日本からソチ五輪に参加した選手は男子よりも女子の方が多かったが、男子がメダル獲得者の一覧を支配した。竹内智香選手が女子パラレル大回転で銀メダルを獲得し、日本人女子で最初のメダルとなった。また、小野塚彩那選手がスキーの女子ハーフパイプを銅メダルで締めくくった。