ロシアから帰国したフィギュアスケートの浅田真央選手は2月25日、東京五輪組織委員会の森喜朗会長に対して、慎重に選んだ言葉を述べた。
森会長は2月20日に浅田選手が試合で「いつも一番大事な時に転ぶ」と責めた。
浅田選手は2月19日の女子個人ショートプログラムでトレードマークのトリプルアクセルを決めようとしていたときに転倒し、16位になった。その後、翌日のフリースケートで持ち直して自己最高を記録し、全体の競技を6位で終えた。
東京の外国人記者クラブで浅田選手は「森さんの言ったことを聞いたのは滑り終わった後だったので、私の反応は『ああ、私のことをそんな風に言ったんだ』でした」。そしてこう付け加えた。「たぶん、森さんはそんなコメントをしたことを後悔しているのではないかと思います」。