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2014年3月14日号掲載の記事(ST編集部訳) print 印刷用に全て表示
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12 Years a Slave takes home best picture award at Oscars(p. 1)

アカデミー賞、作品賞は『それでも夜は明ける』

ハリウッドは、毎年恒例の第86回アカデミー賞において、残忍で(恐ろしいことに対して)ひるまない歴史ドラマ『それでも夜は明ける』を作品賞に選んだ。

ソロモン・ノーサップによる1853年の体験記を基にした、スティーブ・マックイーン監督の奴隷制度の冒険物語は、映画業界による長年にわたる奴隷物語の切り捨てに対する画期的な是正だとして称賛された。これまで何年も、1940年の作品賞『風と共に去りぬ』のような、より白人支配的な物語が作られてきた。

この英国人の監督(マックイーン監督のこと)は、こうした過去の奴隷制度の犠牲者や、「今日も未だに奴隷制度に耐えている2100万人の人々」に対してこの賞を捧げた。

「誰もが、ただ生存するだけでなく、生きるに値する」とマックイーン監督は述べた。「これが、ソロモン・ノーサップの最も重要な遺産である」。

拷問を受ける奴隷のパッツィーを演じたルピタ・ニョンゴさんは、助演女優賞を受賞した。

スティーヴン・スピルバーグ監督の『リンカーン』よりもベン・アフレック監督の『アルゴ』を称えた年から1年後、映画芸術科学アカデミーは今回、3Dで宇宙の驚くべきものを描いた『ゼロ・グラビティ』やスターが勢ぞろいした1970年代の犯罪もの『アメリカン・ハッスル』などのより分かりやすく、愉快な候補作品よりも、厳しい現実(を描いた作品)を選んだ。

『ゼロ・グラビティ』は、この(授賞式の)夜に最も多くの賞を得た作品として勝利し、アルフォンソ・キュアロン監督への監督賞をはじめ、7つのオスカー賞を獲得した。

テキサス州のエイズ患者を描いた『ダラス・バイヤーズクラブ』に出演し、激やせしたスター、マシュー・マコノヒーさんとジャレッド・レトさんは、それぞれ主演男優賞と助演男優賞を受賞した。

主演女優賞は、ウディ・アレン監督の『ブルージャスミン』に出演したケイト・ブランシェットさんに贈られた。

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