喜多川歌麿が19世紀初めに完成させ、長い間行方不明だった浮世絵が日本で発見され、66年ぶりに一般公開される。
その絵は「深川の雪」というタイトルで神奈川県箱根町の岡田美術館で4月4日から6月30日まで展示される。
およそ高さ2メートル、幅3.4メートルのその絵は、1801年から1804年の間に描かれたと考えられている。1948年に東京・銀座のデパートで展示されたのを最後に行方不明になっていた。
岡田美術館の副館長で古美術商の寺元晴一郎さんは、2012年の2月に日本でこの作品を発見した。後に歌麿が描いた原画であることが確認された。