聖パトリックデーの祝祭は3月16日、最高潮を迎えたが、アメリカの北東部では市のリーダーらがゲイの人権問題をめぐってパレードを欠席し、政治的緊張が残った。
ニューヨーク市のビル・デ・ブラシオ市長は3月17日、パレードの参加者が同性愛を支持するサインを持つことをパレードの主催者が許さなかったことを理由に、その伝統的なパレード(聖パトリックデーのパレードのこと)をボイコットした。ボストンのマーティ・ウォルシュ市長も市内で開かれたパレードに参加しなかった。ギネスビールは、その論争をめぐってニューヨーク市のパレードのスポンサーを降りた。
それでも、ボストンでは何千人もの人々がパレードに出掛けた。ジョージア州では、サバンナの市役所がこの祝祭のシンボルカラーの緑色にライトアップされ、ミシガン州のデトロイトとベイシティでは数千人の人々が管楽器と打楽器のバンドと共に行進した。
アイルランドでは、推定40万人の旅行客と地元の人々がダブリンの中心地を埋め尽くした。